【浦和】ギリシャ代表FWギアクマキスは本当に来るのか。クラブ間合意も、ボルドーが獲得合戦に加わる
セルティックのギアクマキス。(Photo by Ian MacNicol/Getty Images)
レッズ“最有力”、サンプドリア対抗。そこにボルドー!? 全北現代の名前も――。
動向が注目されてきたスコットランド1部セルティックFCに所属するギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(Giorgos Giakoumakis)だが、J1リーグの浦和レッズとクラブ間合意に至ったという。しかし、本人はヨーロッパでのプレー続行を希望していると言われるが……間もなく決断が下されそうだ。
28歳のギアクマキスは2022-23シーズン、リーグ19試合・6得点・1アシスト、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)6試合・1得点など、公式戦通算30試合・9得点・1アシストを記録。ギリシャ代表としても11試合・2ゴールを決めている。
アグレッシブなプレッシングと得点力の高さが武器。ただし最近は古橋亨梧のサブの立場で、リーグ戦は10月以降ゴールがない。
イタリアメディア『トゥット・メルカート』は1月13日、「極東の浦和レッドダイヤモンズへの移籍が『運命づけられている』ようだ」と報じ、浦和とセルティックは800万ポンド(12億円)[別媒体では600万ユーロ=約8億円とも]の条件を再提示。このオファーに、セルティックが移籍にゴーサインを出したといい、クラブ間合意に達したというのだ。
ただ、ギアクマキスはヨーロッパでのプレーを希望していると言われ、イタリア・セリエAのUCサンプドリア移籍で個人合意しているとも言われてきた。
さらにフランスメディア『レキップ』は現地12日、フランス2部FCジロンダン・ボルドーFCがセルティックに正式オファーを出したと報じた。こちらは移籍金250万ユーロ(約3億5000万円)から300万ユーロ(約4億1000万円)ということだ。
『グラスゴーライブ』は現状を整理。ギアクマキス獲得へ浦和、サンプドリア、さらに韓国Kリーグの全北現代モータース、MLS(メジャーリーグサッカー)のミネソタ・ユナイテッドが獲得に名乗りを上げてきた。そして浦和が“最有力候補”に見えたが、サンプドリアへの移籍に傾きつつある。そこにボルドーが具体的なオファーを出して参戦してきた、ということだ。
ギアクマキスはセルティックと2026年5月まで、あと3年半契約を残していて、相当額の移籍金が必要となる。ただし本人とセルティックが移籍当初の条件と異なると、金銭面で問題を起こしているため移籍を希望。この冬の放出は規定路線になっている。