首位バイエルンから鎌田大地がアシスト!!39歳初陣の長谷部誠フル出場。フランクフルト奮闘ドロー
コロ・ムアニのゴールをアシストした鎌田大地(右)。(Photo by Adam Pretty/Getty Images)
コロ・ムアニが決める。バイエルンは中断明け3試合連続引き分け。
[ブンデス1部 18節] バイエルン 1-1 フランクフルト/2023年1月28日18:30(日本時間29日2:30)/アリアンツ・アレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ1部18節、アイントラハト・フランクフルトがリーグ10連覇中のバイエルン・ミュンヘンと1-1で引き分けた。鎌田大地は後半途中から出場するとランダル・コロ・ムアニの同点ゴールをアシストした。また長谷部誠は今年初めてピッチに立ち、リベロとしてフル出場している。
フランクフルトはこの絶対王者を相手に、開幕戦では1-6と大敗を喫していた。ただ、コロ・ムアニらがその後台頭し、徐々にチーム力を高めるとともに調子を上げてきた。一方、バイエルンはマヌエル・ノイアーをスキーによるケガで失いヤン・ゾマーを緊急補強。圧倒的な強さは示せずにいるものの、気付けば首位に立っている。
先制はバイエルン。34分、右サイドを打開したあとのクロスを、レロイ・ザネが合わせてゴールネットを揺らす。詰めた長谷部だが、あと一歩及ばなかった。
それでも粘り強く対応していったアウェーチームは、徐々にカウンターがハマり出す。すると鎌田が交代出場した5分後だった。69分、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表の鎌田が速攻を繰り出すと、ややタッチが乱れる。と、走り出していたコロ・ムアニへパス。これをカタールW杯フランス代表FWがDFをかわして決めてみせた。
そこからはフランクフルトペースで、チャンスがあれば逆転を狙う展開に。試合終了間際には、鎌田の精度の高いサイドチェンジから、ボレが決定的なシュートを放ったが、惜しくも枠を捉えられず。
試合は1-1のドローに。バイエルンは3試合、フランクフルトは2試合連続で引き分け。
調子を落としていた鎌田だが、厳しいチェイシングを見せるなど高いバイタリティを発揮し、1アシストを記録。そして1月19日に39歳の誕生日を迎えた長谷部は首位チーム相手に大抜擢され、最後まで冷静に戦い、改めて存在感を示した。