【浦和】プロ3年目、伊藤敦樹が掲げた3つの目標「もっとチームの中心になりたい」
浦和の伊藤敦樹。(C)SAKANOWA
「強度アップ」「フル出場増加」「5ゴール以上・5アシスト」
J1リーグの浦和レッズが2月6日、大原サッカー場で約300人のファン・サポーターに練習を公開した。プロ3年目を迎えるMF伊藤敦樹が練習後に取材に応じて、2023シーズンの目標などを語った。
2021年はリーグ36試合、2022年は同28試合とボランチでフル稼働してきた。ただ昨季終盤の15試合のうち、フル出場は7試合。レギュレーションが5人交代になった影響もあるが、足がつるなどして、ハーフタイムや50分、60分台の交代も。そこで高いインテンシティを保ったままタフに1試合を戦い切っていく、そこを具体的な目標に掲げる。
「強度を保ちながら、長い時間、90分間戦い切る体にしたい。それが去年からの課題だったので、今季はそこにチャレンジしたいです」
リカルド・ロドリゲス体制2年目だった昨季はリーグ4得点・2アシスト、公式戦トータル6得点と攻撃面でも成果を発揮した。出場時間を増やしていければ、その「結果」も伸ばしていけるはずだ。
「(具体的な目標は?)昨年のリーグ戦は4得点だったので、5ゴール以上をとりたいです。アシストでも貢献したいので、5得点・5アシストを目指したい。もっともっと去年以上にチームの中心になりたいです」
“チームの中心になりたい”――。
マチェイ・スコルジャ新監督のもと、それこそがより求められる伊藤の役割であり存在になるだろう。
「(昨季は疲労など溜まっていると感じてきたのか?)疲労はそこまで感じていなかったです。自分はそこまで敏感ではないのもありますし。ただトレーナーとも話をした時、そういった疲れもあるのかなと言われました。とはいえ90分持たずに足がつってしまうのは自分の課題ですね」
そして24歳のボランチは具体的に次のように開幕への課題を語っていた。
「サイドチェンジを増やして、相手がスペースを空けたくれたところへ縦パスを入れて、一気にスピードアップし、裏を狙いつつ攻めていく。そこの精度を開幕までに高めていきたいです。自分が動くことでスペースもできて、相手もつきづらいと思いますので、その回数は増やしていきたいです」
伊藤が掲げた3つの目標。「強度アップ」「フル出場増加」「5ゴール以上・5アシスト」――。
レッズの心臓を担う「3番」が一段と進化を遂げられれば、浦和の上位進出、そしてまず眼前の目標であるACL制覇(4・5月に2022シーズン決勝)も、間違いなくぐっと近づくはずだ。