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アンチェロッティのブラジル代表監督就任「合意」、サッカー連盟が正式に「否定」

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督。(Photo by Denis Doyle/Getty Images)

これまでジダン氏と交渉? トゥヘル氏の名前も――。

 現在スペイン1部レアル・マドリードの監督を務めているイタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督(Carlo Ancelotti)がこのほど、次期ブラジル代表の指揮官に就任することに内定したと国内メディアで報じられた。この発表に対し、ブラジルサッカー連盟(CBF)は2月10日、「このニュースは根拠のないものだ」と完全否定した。

 現在クラブ・ワールドカップ(CWC)を戦っているアンティロッティ監督自身も、レアル・マドリードとは2024年6月まで契約を結んでいるとして、根も葉もない噂だと困惑。そうしたなか、CBFは公式サイトで次のように発表している。

「ブラジルサッカー連盟(CBF)は2月10日に報じられた、レアル・マドリードのイタリア人監督カルロ・アンチェロッティ氏がブラジル代表の新監督に就任するというニュースについて、根拠のない誤りであると報告します。

 エドナルド・ロドリゲス会長がブラジルカップの抽選会後、水曜日に発表した声明のままです。同代表は憶測を排除し、この問題は透明性のある方法で処理され、選ばれたコーチは適切な時期に発表されると述べています」

 カタール・ワールドカップ(W杯)ではクロアチア代表とのPK戦の末ベスト8に終わったブラジル代表は、チッチ監督が辞任を表明。前レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン氏らと交渉したと言われ、さらにドイツ人の前チェルシーFC指揮官トーマス・トゥヘル氏の名前も浮上しているが、これまでまだ新監督が決まらずにいた。

 一方、レアル・マドリードはスペインリーグで首位FCバルセロナと8ポイント差をつけられているため、このままであれば、アンチェロッティ氏の今シーズン限りでの退任も噂されている。