【移籍】エムバペのレアル・マドリード加入条件が判明。契約金240億円、年俸は意外にも…
パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
1年平均は約72億円、『BBCスポーツ』が報じる。
フランス1部パリ・サンジェルマンを今季終了後に退団する決断を下したとされるFWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が2024-25シーズン、フリートランスファーとなってスペイン1部レアル・マドリードに加わることが濃厚となった。スペインメディア『マルカ』が2月19日、すでに両者は合意に至っているとレポート。さらに複数メディアがその詳報を伝えるなか、『BBCスポーツ』は2月20日、レアル・マドリードがエムバペ側に提示した条件を報じている。
同メディアによると、契約は2029年6月までの5年契約に。白い巨人は契約ボーナスとして1億5000万ユーロ(243億円)を支払うそうだ。つまり、本来であればクラブ間で支払われるはずだった移籍金に相当するものだ。
そして年俸は1500万ユーロ(約24億円)。ここは主力クラスの平均的とも言える額に。1年平均にすると4500万ユーロ(72億円)になる。
あとは肖像権の扱いがどのようになるか。エムバペは個人で契約せず、クラブ、サッカー協会、大会主催者などがイメージとしてふさわしいとは思えない商業的な広告に登場することに疑問を呈してきた。最近ではフランスサッカー協会が、フランス代表のスポンサー契約を結ぶ、ファストフード、炭酸飲料、インターネット・ベッティングのPRに(いずれも彼は関与していないため)、自身が大々的なキャラクターとして登場することを拒んでいる。今回もクラブと個人の棲み分けなど、詳しく話し合われていると見られる。
FIFA(国際サッカー連盟)のルールにより、契約満了を迎える半年前となる1月1日から、エムバペは全クラブとの交渉が解禁になっていた。そうしたなか2年前に口頭合意しながら反故にされたレアル・マドリードだが、今回こそ加入するものと言われてきた。
するとエムバパは今月16日までに、パリSGのナーセル・アル=ヘライフィー会長に今季限りで退団する意向を伝えていた。そして『マルカ』によると、エムバペはすでに約2週間前、レアル・マドリードと「合意」に至り、サインもしていると報じていた。
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同メディアもエムバペのマドリードでのサラリーはパリSG時代から減り、所属する主力選手並みになり、一方、ボーナスなどのインセンティブの幅が大きくなる予定だと見ていた。そして肖像権の扱いでまだ合意に達していないものの、交渉はスムーズに進んでいるということだ。