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エムバペ訴訟問題、支払い88億円…パリSGは控訴へ

キリアン・エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

入金の期限を迎える。

 キリアン・エムバペ(Kylian Mbappé)が未払金の支払いを求めて2023-24シーズンまで所属したフランス1部パリ・サンジェルマンを訴えた民事裁判で、LFP(フランスプロリーグ機構)法務委員会からの決定に対して、パリSGは控訴する意向だという。

『フットボール・メルカート』によると、エムバペは未払金5500万ユーロ(約88億円)の支払いをパリSGに要求。しかしパリSG側は支払わないことで合意していると主張してきた。

 LFPは12日に決定を下し、未払い金とボーナスを8日以内に支払うように命じたという。その期限前の19日、『ル・モンド』の情報として、パリSGはLFPの決定を不服として控訴したと報じた。

 ナーセル・アル=ヘライフィー会長とエムバペは2023年夏、退団する場合には、2020年末に話した移籍金と収入の一部支払いの免除を受け入れるという約束を改めて確認したという。しかしエムバペはパリSGで、2024年の契約満了までプレーを続けた。そもそも、”支払い免除”についての契約はかわしてなく(口約束かも不明か)、加えて2023年夏の移籍はなかった。この「退団」を巡って、契約途中なのか、あるいは契約満了時を含めるのか、などを含めて争いになっているようだ。

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 状況的にはエムバペサイドの主張が正しいようではある。しかし、すでにエムバペは退団しているだけに、パリSGもじっくり対応している様子だ。果たして、どのような決着を迎えるのだろうか。