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【移籍情報】日本代表MF久保建英をバルセロナが狙う「チャビ熱望」。ソシエダとの契約解除金は…

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

“バルサのKUBO”を見たいファンも、きっと多いはずだが――。

 サッカー日本代表MF久保建英(KUBO Takefusa)が、FCバルセロナのターゲットに!? 

 スペインメディア『スポルト』は2月18日、「バルサが久保建英に目を向けている」と題したレポートを掲載。来季2023-24シーズンに向けて、チャビ監督が獲得を“熱望”しているというのだ。

 久保は10歳からバルセロナの育成組織(カンテラ)でプレーし、将来を嘱望されていた。しかしFIFA(国際サッカー連盟)が定めた18歳未満の海外移籍に関するルールにより、レフティは13歳にして日本へ帰国。FC東京でプレーすることになった。

 そしてJ1リーグでのブレイクを果たしたあと、18歳になると同時にフリーの身となって、レアル・マドリードへ加入。RCDマジョルカ、ビジャレアルCFへのレンタルを経て、今季、レアル・ソシエダに完全移籍で加わり、レギュラーとして活躍している。

 一方、バルサのチャビ監督は以前から久保を“お気に入り”だったことを、記者会見でも語っている。すると今回の記事では、指揮官が「獲得を熱望している」として、バルセロナのクラブ強化担当にそのオペレーションを希望していると伝えたということだ。

 ただし、現実味は薄い。

 久保は2027年6月までレアル・ソシエダと複数年契約を結んでいて、契約解除金は6000万ユーロ(約86億円)に設定されていると言われる(実現した場合、そのうち50パーセントがレアル・マドリードにわたる)。また“優先交渉権”があるレアル・マドリーだが、現時点で復帰させる考えはないという。

 現状では、ソシエダが重要な選手として、しっかり“プロテクト”している状況と言える。経営難にあえぐバルサがそこまでの移籍金を支払うことは、現実的には難しい。

 久保は今季これからUEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメントを戦う。さらには来季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権も得られる順位につけている。むしろR・ソシエダの新たな旗頭として、まだまだここから進化を遂げていきそうである。

 もちろん、“バルセロナの久保建英”を見てみたいファンも多いはずだが……。

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