【移籍情報】アンス・ファティがバルサ「残留」宣言、盟友の久保建英を待つ!? アーセナル、リバプールなどプレミアリーグ複数クラブから触手
バルセロナのアンス・ファティ。 (Photo by Eric Alonso/Getty Images)
契約は2027年6月まで、「さらに何年も先まで、ここにいたい」。
複数のイングランド・プレミアリーグのクラブが来季2023-24シーズンに向けて獲得を目指していると噂される、スペイン1部FCバルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティ(Ansu Fati)が2月20日、今は移籍する意思が全くないと明らかにした。
移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は2月10日、クラブの具体名を挙げて、複数クラブが資金難にあえぐバルサの「10番」を狙っているとレポートした。
「プレミアリーグ各クラブが、来夏に向けてアンス・ファティの状況を追っている。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リバプールといった情報を得ている。バイエルンは現在動いていない。バルセロナはアンスを強く引き留めたい意向だ」
そのように情報を掴んだ同氏だが、20日、続報として「アンス・ファティ、プレミアリーグからのオファーについて。『2027年6月までバルセロナと契約していて、さらに何年も先まで、ここにいたい 』とジュゴネス(テレビ番組)で語った。プレミアリーグのクラブが代理人に接触したが、選手の立場は明確で、バルサに残り続けることを希望している」と伝えた。
20歳のアタッカーはそのようにバルセロナで戦い続けたいと決意を示しているということだ。バルセロナの資金繰りがさらに悪化しない限りは……まだしばらくはスペインでのプレーを続けることになりそうだ。
一方、バルサのカンテラ(育成組織)でチームメイトだったレアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英について、チャビ監督はそのドリブルや技術を評価していると発言して話題を集めた。現状で久保もレアル・ソシエダと2027年6月まで契約を結び、他チームが獲得するためには6000万ユーロ(約86億円)が必要とされる。しかも前所属のレアル・マドリードに移籍時の交渉の優先権も与えられている。
現状では、もしもバルサが本気で久保を獲得したいとしても、いくつもの高いハードルが待っている。
ただ将来二人が同じチームで――できればバルセロナで――プレーする日を期待しているファンも少なくないだろう。
スペインリーグ首位に立つバルセロナは日本時間24日5時から、UEFAヨーロッパリーグ(EL)プレーオフ、マンチェスター・ユナイテッドとのアウェー・オールドトラフォードでの第2戦を迎える(第1戦は2-2引き分け)。
またレアル・ソシエダは今週末同26日5時から、リーグ戦でバレンシアCFと対戦する。