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【鹿島】佐野海舟が語った理想のボール回収「自分の前でボールを奪い切るシーンも増やしたい」。ホーム開幕の川崎戦へ決意を示す

鹿島の佐野海舟。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「相手の個の良さをしっかり消しつつ、粘り強く守って勝利したい」

[J1 2節] 鹿島- 川崎/2023年2月25日16:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの佐野海舟(SANO Kaishu)が2月23日、オンラインによる取材に応じて、2日後の今季ホーム開幕となる川崎フロンターレ戦に向けて抱負を語った。

 今季FC町田ゼルビアから加入した22歳のボランチは、リーグ開幕の京都サンガF.C.戦でスタメンの座を掴みフル出場。2-0の勝利に貢献した。

 中盤の新たなクラッシャーは、強豪との対決を楽しみにしていた。

「(川崎について)Jリーグのトップを走ってきたチーム。このJ1の舞台のトップの選手たち、チームとどれぐらいできて勝てるのか。すごく楽しみです」

 鹿島は川崎から7シーズン勝利できずにいる。佐野は「川崎に勝っていないことは知っていました。こうしたトップのチームに勝てないとタイトルには近づけません。皆さんと喜べるように、ホーム開幕戦、しっかりとやっていきたいです」と語ったうえで、次のように勝利を掴むためのポイントを挙げていた。

「上手いチームであり強いチーム。相手の個の良さをしっかり消しつつ、チームとして上手くいかない時間帯があっても、粘り強く守って、自分たちの良さを出して勝利したいです」

 また、自身のボール奪取の“理想”について、次のように語っていた。

「(京都戦では)まだまだボールを奪える場面もありました。また、もっと人を動かして、自分のところに来るまでにボールを奪うこともできたと思います。そこが課題です。そのなかでも奪い切れたシーンもありました。自分の武器を出せる機会をもっともっと増やしていきたいです」

 一方で、目の前の闘いに勝つ――それこそが最も重要であるとも強調していた。

「キャンプからなかなか上手くいかなかった時間が多かったなか、開幕戦はチームとしてもすごく上手くいきました。自信は確実に得ました。しっかり地に足をつけて、目の前を闘っていきます。その気持ちは忘れずにやっていきます」

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