【浦和】リカルド・ロドリゲス監督、川崎に大敗のあと3戦連続引き分け「彼らに少しだけ近づけたのでは。さらに強く成長しなければ」
浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
興梠慎三投入の狙いも語る――。
[J1 34節] 川崎 1–1 浦和/2021年11月3日/等々力陸上競技場
J1リーグ34節、浦和レッズは川崎フロンターレと1-1で引き分けて、貴重な1ポイントを積み上げた。川崎がリーグ制覇を果たした一方、残り4試合、浦和はACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権の獲得に向けて邁進する。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督が試合後、オンラインによる取材に応じ、次のように振り返った。
「前半は難しい展開になりました。ボールを持ちながら相手陣内に行く時間が短くなってしまいました。相手にボールを持たれ、深い位置まで押し込まれ、奪い返せてもすぐ取り返される循環に陥り、前へ持っていく展開にできませんでした。ただ失点はセットプレー崩れのリバウンドから決められてしまいましたが、しっかり対応できていたと思います。
後半はボールを持てる時間も増え、大きなチャンスは増えなかったものの相手ゴールに迫る機会を増やせました。そのなかで掴めた(酒井宏樹の)ゴールでした。もちろん勝点3がほしかったですが、川崎という相手、そしてアウェーのピッチという難しいところで、この1ポイントを奪えたのは、試合の流れもあまり良くなかったことを加味すると、非常にポジティブな結果だと受け止めています」
また今回、後半途中に起用された興梠慎三について、指揮官は次のように評価した。
「ゴールへ迫る回数が増えてきたなか、中央で合わせられ、そして背後のスペースを生かせる興梠の投入を決断しました。スペースに抜けられる選手を入れることで違いを出せればという狙いがありました。勝点1の獲得に大きく貢献してくれた選手だったと思います」
そしてシーズン序盤で大敗を喫した川崎に対し、少しだけ近付けたのではないか――と手応えを口にした。
「非常に意味がある勝点1。川崎とは今季4回戦い、リーグ戦では大敗し、それからルヴァンカップとの今回の3試合で引き分け、彼らの力に少し近づけたかなと思います。ただ、これからさらに強く成長を続け、それを未来へつなげなければいけません。今はACL圏内を争い、それを目標に進んでいますが、タイトル争い、優勝争いをしていくために、もっと力をつけていきたいです」
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[文:サカノワ編集グループ]