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神戸がユンカー獲得へ「国内最高額」提示?浦和は夏に拒否、しかし冬の移籍市場で再び狙われる!?

浦和のキャスパー・ユンカー。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

条件は次第に引き上げられ、約6億6000万円に――。

 J1リーグのヴィッセル神戸が浦和レッズのデンマーク人FWキャスパー・ユンカーの獲得に動いている――!? 

 デンマークのオンラインカジノ『ノルディックベット』のスポーツブログで、有料スポーツチャンネル記者や同国のサッカー雑誌編集者を務めてきたソーゲン・ソルゲンフリ氏が移籍に関するコラムを執筆し、「ユンカーが日本の『国内記録』になる移籍をするかもしれない」と報じた。

 記事では、まずユンカーのキャリアを紹介。FKボデ/グリムト時代にノルウェーリーグ得点王、MVP、そしてチーム優勝に導く活躍を見せたあと、「壮大な物語」で日本行きを選択。「デンマーク人選手が日本を選択することは、これまでほとんどなかった」と、その挑戦に驚いたという。

 そしてこの記者が入手した情報によると、ユンカーの加入直後からの大活躍を受けて、夏の移籍期間、ヴィッセル神戸がユンカー獲得を試みたというのだ。

 神戸からのオファーの額は次第に引き上げられ、「最終的には(移籍金)500万ユーロ(約6億6000万円)まで到達した」。もしも実現していれば、日本国内の移籍では過去最高額だったとのこと。

 しかし浦和はこれを拒否。さらに同時期、イタリア・セリエAのジェノアCFCからも打診があった。ジェノアはユンカーがボデ/グリムトに在籍していた時から獲得を希望していたそうである。もちろん、こちらの提案も浦和は断っている。

 日本ではシーズンオフにあたる冬の移籍市場のほうが期間が長いことに触れ、アンドレス・イニエスタを中心とした神戸はユンカー獲得を「再度試みるだろう。もちろん国内レコードとなる条件を提示して」と予想している。

 5月に浦和でデビューしたユンカーは、これまでリーグ13試合・9得点・1アシスト、カップ戦を含めた公式戦通算28試合・16得点・2アシストを記録。夏場の鼻骨骨折などを乗り越えて、再びコンディションを高めている。

 Jリーグの移籍期間や移籍金の状況を踏まえたうえでの情報で、セリエAからユンカーが狙われているという話も過去にあっただけに、まったく根拠がない記事、というわけではないか。もちろん、インターネットを活用すれば見つかる情報でもあるが……。

 また古橋亨梧がセルティックFCに移籍した神戸もその後、大迫勇也、武藤嘉紀を補強するなど、チーム状況は変わっている。が、31歳の大迫はドイツ時代からケガによる離脱を繰り返しており、最前線のスピードのあるストライカータイプを欲している可能性は確かに考えられる。

 一方、これだけ活躍すれば、欧州主要リーグのクラブから着目されるのも自然ではある。

 Jリーグは最終局面に突入し、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権獲得を目指し、両チームは激しく競り合っている。このピリピリした時期を迎えるなか、気になる情報だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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