×

【浦和】大ブーイングから熱い拍手に。次節C大阪とホーム開幕戦、岩尾憲「重く受け止めている」

浦和レッズのサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「しっかり考えなければ、いつまで経っても、あの応援に甘えているだけになってしまう」

[J1 2節] 横浜FM 2-0 浦和/2023年2月25日14:03/日産スタジアム

 J1リーグ2節、浦和レッズは横浜F・マリノスに0-2で敗れ、FC東京との開幕戦と同スコアで連敗を喫した。試合後にはゴール裏を赤く染めたレッズサポーターの一部から大きなブーイングが飛んだあと、選手たちの背中を押すさらに大きな熱い声援と拍手が送られた。

 今季いまだゴールなし。ハイプレスから直線的にゴールを狙うシーンは何度かあったものの、なかなかオーガナイズされた攻撃からチャンスを作れず。決定機を作り出せなかった。

 そんな内容と結果に終わり、試合後、浦和のサポーターからブーイングも飛んだ。ただ、そのあとより大きな声が選手たちの背中を押した。

 次節3月4日はセレッソ大阪とのホーム開幕戦。しかも埼玉スタジアムが芝生張替工事中のため、浦和駒場スタジアムで迎える。

 この日のサポーターの反応に、岩尾憲は悔しさを滲ませた。

「ブーイングが起きることを、もっと恥ずかしく思わないといけない。それをどれぐらいの人が思っているのか。僕には、あんなに悔しく、恥ずかしいことはありません。その力のなさを認め、彼らに拍手をしてもらえるように。それがどんなプレーで、トレーニングで、どんなパフォーマンスなのか。しっかり考えて進みたい。いつまで経っても、あの応援に甘えているだけになってしまう。今日のゴール裏の出来事を重く受け止めて、やっていきたいです」

 アレクサンダー・ショルツは「彼らは常に一緒にいてくれます。私たちは彼らのためにベストを尽くします」と闘志を燃やした。そして新加入のマリウス・ホイブラーテンは「彼らの期待に応えたい。まず勝たなければいけない。勝点3を掴み一歩前へ進みたい。もちろん勝点のことだけではなくパフォーマンスの安定感も上げて、スイッチを試合中に入れていきたい。そのためにも選手間で要求し合いたいです」と、必勝を誓っていた。

Posted by 塚越始

Ads

Ads