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もっと勉強しなくてはならない。中田英寿が語る「僕の旅自体が14年以上続く中」変わらぬ好奇心と探求の日々

中田英寿(右)とAKOMEYA TOKYO 山本浩丈社長・脇屋友詞オーナーシェフ。(C)J-WAVE「TDK VOICES FROM NIHONMONO」

J-WAVE『TDK VOICES FROM NIHONMONO』200回記念で公開収録、「自分も勉強しなきゃいけないし、リスナーの声を聞いて、どう表現すればいいかを知りたい」

 ラジオ局「J-WAVE(81.3FM)」で毎週日曜12時から放送されている元サッカー日本代表の中田英寿(NAKATA Hidetoshi)が日本全国を巡る旅で出会った “にほんもの” を紹介する番組『TDK VOICES FROM NIHONMONO』は2月26日、放送200回記念の公開収録の模様をオンエアした。

 この収録は2月17日にJ-WAVEのリスナー20名を招待し、株式会社AKOMEYA TOKYOの旗艦店「AKOMEYA TOKYO in la kagū(神楽坂)」で実施された。中国料理の名店「Wakiya 一笑美茶樓」脇屋友詞オーナーシェフと株式会社AKOMEYA TOKYOの山本浩丈社長をゲストに迎え、「にほんもの」にまつわる活動や想いなどをトークした。

 公開収録を行ったAKOMEYA TOKYO in la kagū では、「NIHONMONO コーナー」が2月26日から3月22日の期間限定で登場。中田がこれまで番組内で紹介した工芸品や食品、調味料なども販売している。

 同番組は「オンエアを聴いた方もこれから聴かれる方も、是非AKOMEYA TOKYO in la kagū の『NIHONMONO コーナー』に足を運んでいただき、「にほんもの」を実際に手に取って体験してみてください」と呼びかけている。

 中田はこの番組の冒頭、これまでの思い出やラジオならではの難しさ、そして変わらぬ“好奇心”について語っている。

――2019年の4月にスタートし、収録がオンエアされる2月26日で200回を迎えますが、いかがですか?(笹木かおり)

中田「僕の旅自体が14年以上続く中、ラジオを始めたきっかけはより多くの人に知ってもらいたいという思いから、J-WAVEさんと一緒にやることになりました。とはいえ、普段ならスタジオで話をしなくてはならないラジオ番組で、毎回外で収録してという無茶な話で、何度もスタジオを多くしてくださいと言われている。

 ただ、僕の目的である生産者たちをより多く出していきたいということができなくなるので、今のような形になり、その中でも中々、目に見えない風景をどのように言葉で伝えるかというのは、僕も現場ですごく苦労をしている。

『それ』とか『あれ』とか『これ』とか言っても誰も見えないので、そこのサイズや風景、色見、味わいなどをどれだけ言葉にして伝えるかを工夫している。どのように思っているのかをリスナーにも聞いてみたい」

――200回やってきた手ごたえは感じていますか?(笹木かおり)

「昔だったら、話を聞こうと思ったら工場の音がうるさくてまったく聞こえないなどの問題もあった。

 音でしか聞こえないラジオの特性上どうやってクリアにするのかを毎回考えている。一方、自分が一番学んでいってしまうので、どんどん専門性のある話に行ってしまう。それがより多くの人に伝わる表現ができているのか、やるほど勉強にはなる分、伝えるのは悩ましい。そこも含めて、手応えがあるかは、まだできていないと毎回感じる。こればかりは、自分も勉強しなきゃいけないし、リスナーの声を聞いて、どう表現すればいいかを知りたい」

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