×

これぞガナーズ!痺れるアーセナル大逆転勝利。冨安は屈辱の前半交代も、90+7分ネルソンのキャノンボレーで0-2からボーンマス下す

アーセナルの冨安健洋。 (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

攻撃にプラスをもたらせず。チームは首位キープ!

[プレミアリーグ 26節] アーセナル 3-2 ボーンマス/2023年3月4日15:00(日本時間5日0:00)/エミレーツ・スタジアム

 イングランド・プレミアリーグ24節、アーセナルFCが後半アディショナルタイム90+7分、リース・ネルソンの左足キャノンボレーでAFCボーンマスに0-2からひっくり返す奇跡の逆転勝利を収めた。勝点3を上積み、リーグ首位をキープ。連戦が続くなかでアーセナルの日本代表DF冨安健洋がターンオーバーにより4試合ぶりに右サイドバックで先発出場した。しかしポゼッションで相手を大きく上回るなか攻撃のプラスをもたらせず、前半で交代を余儀なくされた。

 開始11秒、集中を欠いたとも言えるが、アンラッキーも重なり、まさかのキックオフゴールを許す。そこからボーンマスは早くも5バックで“逃げ切り”シフトに。

 しかもアーセナルは攻め続けるものの、いたるところでノッキングを起こす。久々に先発した冨安が攻撃に顔を出していくが、ブカヨ・サカを越えていく動きはむしろ前線のスペースを減らし、思い切ったクロスは中央に高さがないため効果を発揮しない。求められる球際での強さは光っていたが、攻め残るような場面も増えて、攻撃面のプラスをなかなかもたらせず。するとハーフタイムを挟み、ミケル・アルテタ監督からベン・ホワイトとの交代を告げられた。

 それでも後半、コーナーキックからまさかの2失点目。ボーンマスの思惑通りに試合が進んでしまう。

 しかし、ホームチームはあきらめず勇敢に戦った。完全に守勢に回る相手に対し、まさにガナーズ――より攻撃を強める。

 すると62分にトーマス、70分にホワイトのゴールで同点とする。さらに攻め立てるなか、90+7分のまさにラストプレー――。

 右コーナーキックから、ファーサイドのペナルティエリア内でボールを拾ったネルソンが胸トラップから左足でボレー。ボールは糸を引くようにゴールネットに突き刺さり、アーセナルが3-2とひっくり返してみせた。

 アディショナルタイムの2ゴールでアストン・ヴィラFC戦から3連勝。アーセナルは20勝3分3敗の勝点63で、2位のマンチェスター・シティと5ポイント差をつけてリーグ首位をキープしている。

 翌週にはUEFAヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・第1戦、日本代表MF守田英正の所属するスポルティングCPと対戦する。

Ads

Ads