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【鹿島】岩政大樹監督が横浜FM戦へ「強大な敵にぶつかっていきたい」

鹿島の岩政大樹監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

佐野不在だが…「幸いにして、パフォーマンス、モチベーションの良い選手がひしめいています。誰が出てもいい状態」。

[J1 5節] 横浜FM – 鹿島/2023年3月18日15:00/浦和駒場スタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が3月17日、オンラインによる記者会見を行い、翌日のアウェーでの昨季チャンピオンの横浜F・マリノス戦に向けて抱負を語った。

序盤戦のなかでも、開幕の川崎フロンターレに続き、この2強との対戦は自分たちの現在地を知るうえでのビッグマッチ。選手とともに、強大な敵にぶつかっていきたいです」

 岩政監督はそのようにこの一戦の位置づけを語る。

 そのうえで、前節のアビスパ福岡戦(△0-0)で2枚のイエローカードを受けた佐野海舟が出場停止になる影響について質問を受けると、次のように語った。

「(ボール奪取を売りにしているタレントで)日本全体でも、それほど多くない貴重価値の高い選手。彼の不在は痛手で、彼のいる中盤でマリノスと戦わせたかったという思いは当然あります。ただ幸いにして、パフォーマンス、モチベーションの良い選手がひしめいています。誰が出てもいい状態で、そんなに困ってはいません」

「(守備バランスが変わってきそうだが?)マリノスは特徴的な戦い方をしていて、川崎とも似ているところがあります。自分たちのやり方が整理され、良くも悪くも分かりやすくなっているところがあると思っています。それはマスカット監督になってからかもしれませんが、誰がどのエリアを使っていくのか、ある程度見えてきているところがあります。それに対し、自分たちの意識するべきところを整理して戦いたい。自分たちが有効な守り方をしたいです」

 そして指揮官はチームの完成度について、「(鹿島の)完成度はまだまだ。彼らは何年間も基本的には同じやり方をしてきて、選手たちも理解しながら試合に臨んでいます。僕たちはまだまだ手探り。かわいい赤ちゃんみたいなものです」と語った。

 鹿島は2勝1分1敗で4位につける。球際に厳しく向かい、そこでボールを奪ったあと迫力ある攻撃も次第に繰り出せるようになってきた。そこからゴールを奪い切り、勢いに乗る勝点3を掴みたい。

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