【浦和】酒井宏樹が感じるスコルジャ監督のもとでの変化「やはり代表チームを率いることになりそうな監督。選手を大人として見てくれている」。今日、ホームで新潟戦
浦和の酒井宏樹。(C)SAKANOWA
「みんな『自由』というところに上手くアダプトできてきている」
[J1 5節] 浦和 – 新潟/2023年3月18日15:00/浦和駒場スタジアム
J1リーグ5節、浦和レッズがアルビレックス新潟とホームの浦和駒場で対戦する。開幕からルヴァンカップを含めて5試合を戦ってきたなか、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表DFの酒井宏樹は、マチェイ・スコルジャ監督のもと、チームの好循環を生み出している“変化”について語った。
「みんな『自由』というところに上手くアダプトできてきていると思います。監督は“~しなさい”とは決して言いません。こうした方向性があると選択肢を示し、そこで選ぶのが選手。そこが昨年(リカルド・ロドリゲス前監督)と大きく異なります。試合中に困ることはあまりなくなりました。そこはいいところだと思います」
ただ、むしろ自由を与えられると、考えたり、困ったりすることも増える一面もあるのでは? 酒井は頷いて答える。
「考えることが多い時もありましたが、それが少なくなっています。開幕からルヴァンカップを含めて5試合やってきて、みんなそれが掴めてきました。ピッチ上で困ることはなくなってきました」
攻める形(戦術)がある程度定まっていて、その対策をされた時にベンチからの指示待ちになる。もちろん混乱した際など外から見た客観的な目は大切になる。ただ本来は、そもそもピッチに立つ選手たちの臨機応変さ、能動的な戦いこそが優先されるべき。そこがより尊重されていると、今季のキャプテンを担う酒井は感じている。そして「(指示待ちで時間がどんどん経っていくことは)代表チームだったらあり得ないこと」とも言う。
スコルジャ監督について酒井は、「やはり代表チームを率いることになりそうな監督で、選手を大人として見てくれています。あとは自分たちで責任をとる。それが今できてきています。もちろん、結果が出なければ、できていないと言われてしまいます。僕らが結果で示していくしかありません」と、その信頼に応えたいと強調していた。
18日は今季開幕から2勝2分の無敗と勢いづく新潟と対戦する。一方の浦和は2勝2敗。酒井は「上手いですね。ただ僕らが勝つと思います。頑張ります」と、ホームでのリーグ3連勝を誓った。