×

キール町野修斗が屈辱の前半33分交代。5試合ぶり先発、マインツ佐野海舟と対戦も

町野修斗。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

0-1とリードされると、まさかの2枚替え。マインツは暫定7位浮上。

[ブンデスリーガ 11節]キール 0-3 マインツ/2024年11月24日/ホルシュタイン・スタディオン

 ドイツ・ブンデスリーガ1部11節、1.FSVマインツ05が3-0でホルシュタイン・キールに勝利を収めた。キールの町野修斗、マインツの佐野海舟がいずれも先発出場し、日本人選手による対決がスタートから実現。しかしリーグ5試合ぶりとなるスタメンのチャンスを得た町野だが、0-1とリードされた前半33分と早々に戦術的な交代を告げられた。

 カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表FW町野と昨年日本代表デビューを果たした佐野がいずれもスタメンでピッチに立った。試合は現在の成績を物語るように、マインツが攻勢に立ち、11分、ナディーム・アミリのゴールで先制する。

 すると降格圏17位に低迷するキールのマルセル・ラップ監督は33分と早い段階で、町野とティモテウシュ・プハチの二人をベンチに下げる決断を下す。町野は監督と抱擁をかわしたものの元気なく引き上げ、プハチはベンチ前で物を蹴り上げて怒りを爆発させた。

 ただこの荒療治は結実しない。アウェーのマインツが37分にPKを沈めて、リードを2点に広げる。さらに後半1点を追加して、3-0の勝利を収めた。

 佐野はボランチのポジションで何度もボールを回収し、より高い位置からチャンスに絡む回数も増加。自身もボレーシュートも放つなど気を吐いた。

いま読まれている記事>>急転、斎藤元彦知事。元検事の若狭弁護士は公選法違反の疑い“濃厚”と見解、「捜査機関が何も動かず終わってしまう可能性は少ない」

 マインツは4勝4分3敗の勝点16。12位から一気に暫定7位へランクアップしている。キールは降格圏から脱せず17位のまま。