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ブラジル代表、アンチェロッティ待望論。CBF会長「選手だけでなく、ファンからも愛されている」

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督。 (Photo by Fran Santiago/Getty Images)

元東京Vのラモン・メネゼス暫定監督のもと、モロッコにまさかの敗戦。

 ブラジルサッカー連盟(CBF)が、ブラジル代表の新指揮官に、現レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督を第一の候補に招へいしたい意向で、今後の交渉を希望している。

 カタール・ワールドカップ(W杯)ではベスト8に終わり、チッチ前監督が退任。後任はブラジル人にとらわれない人選を進め、前レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン氏らが浮上してきた。そうしたなか2月、現U-20ブラジル代表監督である元東京ヴェルディのラモン・メネゼス・ウブネル氏が、暫定でセレソンを率いることが決定していた。

 そして移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ(@FabrizioRomano)氏が3月26日、ブラジル連盟のエドナルド・ロドリゲス会長がアンチェロッティ氏を“熱望”しているコメントを紹介した。

「アンチェロッティを本当に尊敬しています。彼は選手だけでなく、ファンからも愛されています。ブラジルのどこに行っても、サポーターから最初に聞かれるのがアンチェロッティの名前です。適切な時を待ちましょう、実現できるかどうかを確認しましょう」

 ブラジル代表はこのほど親善試合でモロッコ代表に1-2とまさかの敗戦。そうしたこともあり、アンチェロッティ待望論はより強まっているという。

 アンチェロッティ監督はレアル・マドリードと2024年6月まで契約を結んでいる。そこまで“待つ”という誠意を見せ、CBFは指揮官を迎え入れたい意向だ。

 とはいえ63歳の名将も相当なプレッシャーのもと、スペインでロス・ブランコスを率いてきた。休息を挟まず、ブラジルへ向かう。その思い切った決断を、果たして下すのだろうか――。

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