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【鹿島】知念慶「優磨が上手く潰れてくれた」強力ヘッドで今季3点目。しかし広島に逆転負け…

鹿島の知念慶。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ホームでの今季初勝利ならず、「点を取ったあと気の緩みがあった」。

[J1 6節] 鹿島 1–2 広島/2023年4月1日15:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ6節、鹿島アントラーズの知念慶(CHINEN Kei)がサンフレッチェ広島戦の後半に樋口雄太のフリーキックにジャンプヘッドで合わせる一撃で先制点を奪ってみせた。今季リーグ3点目。しかし、そのあとドウグラス・ヴィエイラに2ゴールを決められ、1-2の逆転負け……。ホームでの今季初勝利はならなかった。

 スコアレスで迎えた69分、樋口のキックに対し、鈴木優磨と知念がほぼ同じコースに飛び込み、それぞれジャンプ。すると鈴木がスルーする形になり、後方にいた知念が合わせる。地面に叩きつけてコースを突く一撃で、ゴールネットを揺らした。

「(鈴木)優磨も同じ狙いでニアに入ってくれて、上手く潰れてくれたので、自分はいい形からヘディングで決めることができました」

 樋口との呼吸も合ったゴールだった。

「チームとして、ニアへ飛び込んでいくのを狙っていました。キッカーと上手く狙いの一致したゴールになりました」

 しかし、そのリードを保てず逆転負け。知念の交代直後に相手の逆転ゴールも決まった。

「一人ひとりは頑張っていました。個人的にも自分がゴールしたあと、ちょっと緩んでしまって、2、3回連続でイージーなミスパスをしてしまったことをすごく後悔しています。チームとして、点を取ったあと締めなければいけないのに、点を取った自分がちょっと気持ち的に緩んでしまった部分があった。その細部を突き詰めていかないと勝てないと思い知らされました」

 最大のミッションだった「ホームでの勝利」はならず。ゴールは決めたものの知念に笑顔はなかった。