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アンチェロッティ、ブラジル代表監督の打診を認める「欲しがってくれていること知っている」。優先はレアル・マドリードとの…

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督。 (Photo by Aitor Alcalde/Getty Images)

昨季2冠達成、CL連覇の可能性を残す。しかし今季ラ・リーガはバルサに12ポイント差の2位。

 スペイン1部レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督が4月1日、翌日のレアル・バリャドリード戦に向けた公式記者会見に臨み、その席で、次期ブラジル代表監督就任の噂について、打診を受けていると明かした。

 アンチェロッティ監督とレアル・マドリードの契約は、2023-24シーズンまで。昨季のラ・リーガとUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の2冠を達成するなど、スーパースター軍団に結束をもたらしてきた。

 しかし今季の国内リーグは首位FCバルセロナから12ポイント差をつけられての2位に甘んじでいる。CL連覇の道も残っているが、来季はジネディーヌ・ジダン前監督の復帰なども噂されている。

 この名将にぞっこんなのがブラジルだ。

 ブラジルサッカー連盟(CBF)は今夏、アンチェロッティ氏の招へいを目指してきた。CBFのエドナルド・ロドリゲス会長も先日、「アンチェロッティを本当に尊敬しています。彼は選手だけでなく、ファンからも愛されています。ブラジルのどこに行っても、サポーターから最初に聞かれるのがアンチェロッティの名前です。適切な時を待ちましょう、実現できるかどうかを確認しましょう」と、熱烈なラブコールを送っていた。

 今回、こうした周囲の反応を受けて、アンチェロッティ監督は次のように語った。

「ブラジルが私を欲しがっているくれていることは知っていますし、とても喜ばしいことです。しかし、契約を尊重しなければなりません。私の状況はシンプルです。マドリードが許す限り、私はここにいます」

 マドリードが希望するのであれば、その交渉が先決である。ただし、ブラジルの思いはしっかり伝わっている――。63歳のイタリア人指揮官はまず、ロス・ブランコスのタイトル獲得のため、今シーズンの戦いに集中する。

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