エムバペ、パリ五輪は不出場か。レアル・マドリードがフランスサッカー連盟へ「選手を出さない」と通達
エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
他クラブにも影響か。
キリアン・エムバペはパリ・オリンピックに出場できない!? スペイン1部レアル・マドリードが、フランスサッカー連盟(FRA)に対して、今夏開催されるパリ・オリンピックに選手派遣を許可しないという通達を行ったという。フランスメディア『レキップ』が3月15日に報じた。
25歳のエムバペは母国開催のパリ五輪へ、オーバーエイジでの参戦の可能性を模索。EUROドイツ大会もこの夏に開催されるが、両方のコンペティション出場に意欲を見せていた。
そうしたなか、レアル・マドリードが、パリ五輪への選手派遣を認めないという旨の連絡をフランスサッカー連盟に行ったということだ。現在フランス1部パリ・サンジェルマンでプレーするエムバペは今夏、フリーランスとなってレアル・マドリードに加入することが決定的と伝えられている。それだけに、この通達は、エムバペにも適用されるということだ。
FIFA(国際サッカー連盟)は、オリンピックが主催事業ではないものの、各国サッカー協会は選手派遣を義務付けることができると発表。ただ2008年には、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が、手順などに問題があったとして、選手派遣を拒否するクラブの正当性を認める判断を一度下している。
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今回のレアル・マドリードの通達がオーバーエイジを差すのか、23歳以下のオリンピックエイジを含めて差すのか。そのあたりを含め、今後は他のクラブの対応にも影響が及びそうだ。