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【清水】秋葉忠宏新監督「『超攻撃的、超アグレッシブ』に戦う」、選手起用の基準も示す

秋葉忠宏監督。(C)SHIMIZU S-PULSE

「一定のクオリティ、一定のインテンシティ、一定の走力は落とさず、やれた人しか出さない」

 J2リーグの清水エスパルスは4月3日、ゼ・リカルド前監督の解任に伴い、ヘッドコーチだった秋葉忠宏氏が監督に昇格したと発表した。

 ユーチューブの清水エスパルス公式チャンネルでは同日、秋葉監督の初陣となる5日のルヴァンカップ・グループステージ3節のアウェーでの湘南ベルマーレ戦に向けた公式記者会見の模様が公開されている。

 今季J2に降格したチームは、開幕からリーグ5分2敗と白星なし。ホームでは昨年8月から勝利できず、22チーム中19位と低迷。そして昨季まで水戸ホーリーホックを務め、今季清水のヘッドコーチに就任していた秋葉氏の内部昇格が決まった。

 指揮官を支える立場にあったコーチの監督就任には、常に賛否両論の様々な意見が聞かれる。そうしたなか秋葉新監督は、これまで選手が100パーセントの力を出せていないと感じてきたと言い、「『超攻撃的、超アグレッシブ』に戦う。何度失敗しても奪い返せばいいし、取り返せばいい」と決意を示した。

「清水を代表するクラブとして、何を求められているのか僕以上に分かっている選手は多い。フル代表や海外でプレーした世界基準を知る選手が外国籍を含めています。

 その力を存分に発揮すること。いま残念ながら持っているものを100パーセント発揮できているかと言うと、僕の目にはそう映っていなかった。もう一度、力を開放させてあげる。彼らの持っている能力を開放させてあげることが、勝利への近道だと思っています。持っているものを存分に出すことを楽しむ。恐れずにチャレンジとトライをしまくる」

 秋葉監督は方針を示す。

「今日選手に話しましたが、『攻撃的、アグレッシブ』ではないよ、『超攻撃的、超アグレッシブ』に戦うんだと。何度失敗しても奪い返せばいいし、取り返せばいい。最後必ず勝ち、成功すればいい。チャレンジャー精神のマインドを持たせながら、どんどんトライする姿、ゴールへ向かう姿、仕掛けていく姿、走り抜く姿、追い越す姿を、どんどん見せたいと思っています」

 初日は約1時間半のミーティングを実施したという。そして選手起用の「基準」について、次のようにも語っている。

「一定のクオリティ、一定のインテンシティ、一定の走力は落とさず、やれた人しか出さない。ハッキリした競争が始まっています。明確な僕の基準を下回っている選手を試合に出すことはありません。その基準をクリアしたうえで、ストロングだったり、チームの狙いを体現してくれる選手を、しっかり使っていきたいです」

 清水は4月5日19時から、レモンガススタジアム平塚にてルヴァンカップのGS3節・湘南と対戦する。

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