【移籍情報】リバプールが鎌田大地の獲得を「積極的」に目指す。さらにベンフィカも「諦めず」
鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アトレチコ・マドリードも「興味」。
2022-23シーズンでアイントラハト・フランクフルトとの契約満了を迎える日本代表MF鎌田大地(KAMADA Daichi)だが、来シーズンの動向がいまだ不透明のままだ。そんななかイングランド・プレミアリーグのリバプールFCが「積極的」に、このトップ下の獲得を検討しているという。
フランクフルトの昨季UEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇、今季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)での決勝ラウンドなどの躍進を支えた鎌田は、所属先からの延長オファーを拒否。フリートランスファーとなって、このオフ、新天地を探すことが決定的となっている。
すでにボルシア・ドルトムントがオファーを提示し、年俸500万~600万ユーロ(約7億4000万円~約8億9000万円)の5年契約という好条件で、一時は口頭合意されたと言われていた。しかし、鎌田は欧州最高峰であるプレミアリーグなどドイツ国外でのプレーを希望し、現在はドルトムントとの交渉も“凍結中”と言われる。
そうしたなか今回、ドイツメディア『シュポルト1』が「カマダ・ポーカー」と題して、果たしてどのチームが鎌田のカードを引き当てるのか――というレポートを掲載した。
ドルトムントも可能性はある。しかし、やはりプレミアリーグがまず優先されるのではないかと見ている。さらにポルトガルの強豪もあきらめていないという。
「リバプールFC、さらにベンフィカがこの移籍ポーカーに積極的に取り組んでいると言われる。(リバプールの)ユルゲン・クロップはアンフィールドでの危機を乗り越えるため、(ベンフィカ)ロジャー・シュミットはチャンピオンズリーグ準々決勝に進出してサプライズを連発。 またアトレチコ・マドリードも関心を示しているようだ」
ロベルト・フィルミーノをはじめとする前線のタレントの退団が決定しているレッズ、さらに以前から鎌田に興味を持っていたSLベンフィカ――この2チームが鎌田獲得を真剣に考えているようだという。
他にも、トッテナム・ホットスパーFC、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーFC、FCバルセロナなどが鎌田獲得を検討していると言われてきた。フリートランスファーとなれば、これまでのクラブを介した交渉と異なるだけに、他にも思いもよらぬオファーが届くかもしれない。