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日本代表MF久保建英の来季、レアル・マドリードから「より高いレベルのクラブへレンタル」

レアル・マドリード時代の久保建英。(Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)

マジョルカでは今季リーグ19試合出場。マドリード復帰とともに検討。

[スペイン1部 28節] マジョルカ 0-3 レアル・マドリード/2022年3月14日21:00(日本時間15日5:00)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ

 スペイン1部リーグ28節、RCDマジョルカは首位レアル・マドリードとのホームでの一戦に0-3で敗れた。レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍している日本代表MF久保建英は左MFで先発したが、白い巨人相手に見せ場も限られた。

 昨季所属したビジャレアルCFでも起用された左MFだが、逆に久保のプレーの幅が限られ思うように結果を残せなかったポジションでもある。今季はルイス・ガルシア監督のもと、トップ下も務めたが、守備の負担なども考慮して右MFで起用されるケースが多かった(直近はトップ下に復帰)。

 しかし今回その守備のバランスも考慮し左サイドに入った。そして前半はなんとか拮抗を保ったものの、後半ミスからチームは瓦解。来季レアル・マドリードへの復帰を目指す久保だが、カルロ・アンチェロッティ監督を前にインパクトを残すことはできなかった。

 久保のレアル・マドリード復帰には、非EU圏の外国籍選手3枠が一つも空いていないことがネットとなってきた。ブラジル人のヴィニシウスが間もなくスペイン国籍を取得すると言われてきたが、それからもう2年が経ち先行きが見えずにいる。また同じくブラジル人のロドリゴにも来季移籍の可能性も浮上している。

 そしてレアル・マドリードは来季、キリアン・ムバッペのパリ・サンジェルマンからの加入が決定的である。久保がもしもレアルに戻る場合、ガレス・ベイルらに代わる“スーパーサブ”の役割がまず期待されるところである。

 しかしスペインメディア『ABC』によると、久保が出場機会を優先するのであれば、残留争いをするマジョルカではなく、ヨーロッパカップ戦(ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグ)を戦う「よりレベルの高いクラブ」へのあと1年のレンタル移籍も検討されているそうだ。

 スペイン国外でのプレーもあり得ることになる。いろいろな現実を突き付けられた今回の一戦。久保は一体何を思うのか――。

 マジョルカでは今季リーグ19試合・1得点。まずは1部残留を目指す。

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[文:サカノワ編集グループ]

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