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【移籍噂】久保建英、2024年レアル・マドリード“復帰”へ話し合いか

オサスナ戦でゴールを決めたレアル・ソシエダの久保建英。(Photo by Juan Manuel Serrano Arce/Getty Images)

EU外の外国籍選手枠の問題も解消され――。

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が4月29日に行われたCAオサスナ戦で途中出場から90分に試合を決定づけるチーム2点目のゴールを決めた。久保にとっては今季リーグ7点目に。レアル・ソシエダはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得圏内の4位をキープしている。

 そんな久保にレアル・マドリード“復帰”の噂が――。

 レアル・マドリードの情報を専門に扱うスペインメディア『デフェンサ・セントラル』は4月27日、「レアル・マドリードは1年後の2024年、久保を獲得する計画を見失っていない」と題したレポートを掲載。レアル・マドリードがレアル・ソシエダに久保を売却した際の「条件」を、来年活用する可能性があると伝えている。

 この記事では改めて久保が昨季移籍した際の条項について整理している。

 久保は1年前、トータル約700万ユーロ(約10億円)でレアル・マドリードからレアル・ソシエダへ完全移籍。ただ、「レアル・マドリードは、過去にダニエル・カルバハルなどのように、彼を買い戻す権利はない」という。一方、「久保は首都マドリードでますます人気が高まっている。2024年夏、久保の獲得の扉が開かれれば、ついにコンチャ・エスピナ(サンティアゴ・ベルナベウ)でのチャンスを手に入れられる」として、両クラブの移籍条項をまとめている。

 久保がレアル・ソシエダからさらに移籍する場合には、まずレアル・マドリードに伝えることになっていて、「その移籍について、最終決定する権利がある協定を結んでいる」。またその際、400万ユーロ以上(約6億円)の移籍解除金が発生する場合、レアル・マドリードがその50パーセントの額で“復帰”できるという条件もあり、「そこが重要なポイントになる」と言及している。

 21歳のレフティは2027年6月まで長期契約を結んでいる。そしてヴィニウスをはじめ、ロドリゴ、エデル・ミリトンがスペイン国籍を取得したことから、「マドリードは彼をフル活用できると考えている。EU外枠の制限がなくなるチームに彼を加えられると考えている」として、「レアル・マドリードの関係者はタケフサ・クボを誰も忘れていない。14か月後、イマノル・アルグアシル監督やロベルト・オラベ(レアル・ソシエダSD)との話し合いが行われることになる」という。

 決して確定した情報ではなく噂の段階だが、もちろん2023-24シーズンの活躍次第では十分にあり得る話だ。育成年代でも活躍したFCバルセロナもこの日本代表のスターに注目しているだけに……。久保が活躍すればするほど、こうした移籍の話題や噂も増えていきそうだ。