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【浦和】組織→組織&個→個。西川周作が語る2017・19・23…アル・ヒラルとの激闘の歴史。ACL決勝、6日埼スタで第2戦

浦和の西川周作。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

三度目のアジア制覇へ「試合の中で修正できているのが今の強み」。

[ACL決勝 第2戦] 浦和 – アル・ヒラル/ 2023年5月6日18:00/埼玉スタジアム

 浦和レッズのGK西川周作が5月2日、オンラインによる取材に応じて、6日のAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)2022決勝のアル・ヒラルとの第2戦への抱負、そしてこのタイトルの意味などについて語った。

 西川にとっては三度目のサウジアラビアの強豪であるアル・ヒラルとの対戦に。2017年の優勝、2019年の準優勝、いずれもファイナルの全試合に出場している。

 浦和の守護神はこれまでのアル・ヒラルの変化・変遷について問われ、次のように語っている。

 「2017年は、組織で戦っていたと思っています。

 2019年は、組織プラス個。外国籍選手が上手く使われて、素晴らしい選手が一人ではなく、チームにプラスを与えていたと思います。組織と個の両方で手強さを感じました」

 そして2023年(サウジは2022-23シーズン中)のアル・ヒラルについて。

「今回のアル・ヒラルと対戦して思ったのは、組織より個の力で戦おうという雰囲気があります。そこに隙があるのかなと思っています」

 その力のあるチームに対し、この第2戦、浦和は柔軟性を持ちつつ挑んでいきたいと言う。

「開幕から積み重ねてきたものを試合でも出せてきていて、チームの成長を感じられています。立ち上がりが悪くても、試合の中で修正できているのが今の強みだと思っています」

「2017年はホームの素晴らしい後押しを受けて1-0で勝てました。前半は固い試合になるかもしれませんが、特に後半は浦和レッズのファン・サポーターの方々の声援はさらに大きくなってくれますし、間違いなく自分たちの力になります。想像するだけで鳥肌が立ちます。特別に何かではなく、いつも通り挑むところにチャレンジしたいです」

 現在の浦和の強みは――?

「攻撃パターンが非常に増えています。2019年は戦う術、点を取る手段で難しいところがありました。2017年はチームとして守備的なコンパクトな戦いもできていました。(第2戦へ)堅い守備からしっかりゴールすること。ボールを握る時間帯ならしっかり握る。その使い分けも上手くできてきています。それをホームで、満員のスタジアムでいつも通りできるところ、そこに気を付けたいです」

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 そしてレッズの背番号『1』は「先発で出ている選手だけでなく、途中出場の選手も素晴らしいプレーをしてくれています。ホームの力を借りてプレーできる喜びを感じながら闘いたいです」と誓い、浦和の人も街も全体でタイトルを掴み取りに行きたいとサポートを呼び掛けた。

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