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元神戸フィンク氏がシント=トロイデン新監督就任へ。2020年元日に天皇杯優勝

神戸でのトルステン・フィンク監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

イニエスタ、ポドルスキ、フェルマーレン、古橋亨梧らを率いて――。

 ヴィッセル神戸の元監督であるトルステン・フィンク氏が、ベルギー1部シント=トロイデンVVの来シーズン新監督に就任することで「合意」に至ったという。オランダメディア『Het Nieuwsblad』が5月13日に報じた。

 日本代表のGKシュミット・ダニエル、橋岡大樹、さらに元日本代表エースストライカーの岡崎慎司らを擁するシント=トロイデンだが、今季リーグ12位に終わり、プレーオフ進出を逃した。ベルント・ホラーバッハ監督の退任が決定的で、後任には、神戸に初の主要タイトルである天皇杯をもたらしたフィンク氏が就任することで、すでに「合意」に至っているという。ドイツ人路線が継承される。

 55歳のフィンク氏は神戸を率いたあと、2022年にラトビアのリガFC、UAE(アラブ首長国連邦)のアル・ナスルSCで監督を務め、昨年11月からフリーになっていた。神戸ではアンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキ、ダビド・ビジャ、トーマス・フェルマーレン、ダンクレー、さらに西大伍、山口蛍、酒井高徳、藤本憲明、古橋亨梧ら錚々たるメンバーを揃え、2020年元日に天皇杯を制覇。ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ出場権を手に入れるなど、現在につなげる循環を作り出した。

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