三木谷会長が『既得権益』へ疑問、「キーワードはいつも『安全、安心』。時代は変わった」
ヴィッセル神戸の三木谷浩史会長(楽天グループ代表)。(Photo by Chris McGrath/Getty Images for Rakuten)
齊藤未月へのエール、楽天モバイル事業、そして「タクシー問題」にも言及。
J1リーグ・ヴィッセル神戸の会長も務める楽天グループ株式会社代表の三木谷浩史氏が8月26日、 自身のツイッター(『エックス』に改称)(アカウントは @hmikitani)を更新し、「既得権益団体の規制改革に対するキーワードはいつも、『安全、安心』。時代は変わった、世の中に完全な安全などは存在しない」と指摘。『既得権益』を得てきた既存の団体やシステムを保護するのを前提とした施策の多さに疑問を呈した。
三木谷会長は、このほど左ヒザの重傷により全治約1年の診断を受けた神戸の齊藤未月に対し、クラブとして全面的にサポートすることを約束し、齊藤の復活を祈念していた。また一方、本業の一つである楽天モバイルの事業や展望に関する投稿もしてきた。
そうした流れで、次のようにつぶやいた。
「既得権益団体の規制改革に対するキーワードはいつも、『安全、安心』。時代は変わった、世の中に完全な安全などは存在しない。タクシーだけでなく、車を運転すること、自転車に乗ることさえも100%の安全はない。新しい時代に向かっていくために、新しいやり方で利便性と安全性を客観的にバランスするか。今の政治家特に与党はタクシーなどの業界団体を見すぎだ」
関連記事>>J2最下位の大宮、秋元利幸強化部長と契約解除。原崎監督の進退を問う声も
そのように、海外では主流になりつつある『Uber』『Grab』など乗用車の配車アプリが参入できない日本の状況を憂いている。『Grab』が生活に浸透したインドネシアなど東南アジア各国では、死活問題となったタクシー運転手がデモを起こすなど雇用の課題が生じる一方、一般市民のみならず旅行者を含め移動の利便性はより高まっている。 コロナ明け、一転して、日本国内では特に休日のタクシー不足の問題が生じていて、配車アプリの「需要」が増しつつある。楽天の参入もあるのか!?