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浦和の選手エントリー問題。Jリーグは「事実確認中」、対応を確定次第発表へ

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「エントリー資格を保有していない選手がエントリー・出場していた件について」と、理事会後に説明。

 Jリーグは6月29日に第6回の理事会を開いた。今回決議事項はなく、前日の村井満チェアマンと小泉進次郎環境大臣による連携協定の締結、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の参加チームの状況、ワクチン集団接種への対応などが報告された。

 理事会後のメディアブリーフィングでは、先日の浦和レッズのGK鈴木彩艶がU-24日本代表活動を経て、クラブからJリーグに対し、選手の新型コロナウイルスの陰性報告を怠っていた件について、次のように説明があった。

「浦和レッズでエントリー資格を保有していない選手がエントリー・出場していた件について、現在、事実の確認を行っています。対応を確定次第、改めてお知らせします」

 鈴木はU-24日本代表に選出され、6月5日と12日の国際親善試合のためチームを離れていた。その期間、Jリーグの公式検査を受けられなかったわけだが、日本サッカー協会(JFA)によるPCR検査の結果をもって、Jリーグエントリー資格認定委員会に申請し、エントリー資格の認定を受ける必要があった。JFAのPCR検査で鈴木は陰性判定だったものの「クラブの認識不足が原因」で、そのJリーグへの申請を怠っていたことが判明。その結果、6月23日、柏レイソル戦(〇2-0)での欠場が決まった。また、20日の18節・湘南ベルマーレ戦(●2-3)、試合へのエントリー資格がないことをクラブは確認できていないなか、鈴木をエントリー・出場させていたことも分かった。

 鈴木は27日のアビスパ福岡戦(〇2-0)で、ベンチ入りをしている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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