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【鹿島】岩政監督「成長期に入った」。FC東京戦、狙うは6連勝。しかし記録以上に「成長を押し進めたい」

FC東京前日の練習を見守る鹿島の岩政大樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

「正直、記録は気にしていません」

[J1 14節] 鹿島 – FC東京/2023年5月20日15:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が5月19日、翌日のホームでのFC東京戦でのリーグ6連勝を目指して抱負を語った。

 昨シーズンはリーグ戦で2敗、ダブルを喫した相手でもある。指揮官は「昨季の成績は正直気にしていません。昨季とやっていることが違いますし、成長をさらに押し進めたいです。(FC東京について)アルベル監督のもと、さらに強みである速い攻撃、カウンターに特徴がある印象を受けます」と言う。

 具体的に前線の個への対応について、次のようにポイントを挙げていた。

「名古屋戦と似ているところがあり、攻め残るメンバーがいて、(ボールを)奪ったところからカウンター気味に入るところで得点が生まれることが多いです。それが東京の一つの特徴であり強みだと思います。そこをケアしていくことが必要になると思います」

 チームは5連勝中だ。指揮官は「成長期に入った」と言い、むしろここからの伸びしろに期待を寄せる。

「いま選手たちの競争が始まり、成長期に入ったと思っています。選手たちが個人としても、チームとしても自信を付けています。どのメニューもすごくレベルの高い練習ができています。どこまでシーズン中に選手たちが伸びていくのか、楽しみにしています」

 いずれも無失点での連勝。そういった“記録”の話はあまり気にせずにいる。

「その段階に来ているなか、5連勝しているから、これで良しとか、自分たちは強いという錯覚を起こしたら成長が止まってしまいます。さらに良くしていくべきことを明確にして、毎週取り組む作業をしています。それは負けている時もそうでした。

 結果は常に勝ったり負けたりしていますが、分析をして、勝てば全てが勝因、負けた時に全てを敗因となるのがサッカーの世界ですが、勘違いしないように進めています。正直、記録は気にしていません」

 勝ちながら課題を見つけて進化を続けている。その正のスパイラルのなか、目の前のFC東京をカシマスタジアムで下す。その勝利のみを追求する。

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