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バルセロナのチャビ監督、メッシ復帰に言及「あとは彼次第」

リオネル・メッシ 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「友情」もある関係、ただし「まだ多くの点に配慮しなければならない」。

 スペイン1部FCバルセロナのチャビ(Xavi)監督が5月22日、フランス1部パリ・サンジェルマンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)の復帰について、「あとは彼の意思次第」と言及した。

 現地23日に行われるレアル・バリャドリード戦に向けた記者会見で、メッシ復帰について問われた指揮官は次のように語った。

「メッシとの契約はまだまったく完了していないため、多くの点に配慮しなければなりません。これ以上、私が言えることはほとんどありません。彼は素晴らしいサッカー選手で、私は彼との友情を持っています。実現できるかどうかは、彼の意思次第です」

 そのようにチャビ監督はメッシ復帰について言及した。捉え方によっては積極的とも、消極的にも捉えられそうだが……。

 現状ではバルセロナはファイナンシャルフェアプレー(FFP)のため、大幅な人件費削減が必要で、メッシ復帰は現実的ではないと言われている。一方、先日のAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝で浦和レッズに敗れたサウジアラビア1部のアル・ヒラルが年俸4億ユーロ(約600億円)でオファーを出していると言われる。

 35歳のメッシは欧州トップリーグでのプレーを希望しているというが……。同様に言われていたクリスチアーノ・ロナウドがサウジに渡ったことは記憶に新しい。

 また、バルサのジョアン・ラポルタ会長は先日『TV3』で、「メッシと話をした。関係は回復しました。とてもいい感じです。アル・ヒラルのオファー? バルサはバルサ。このクラブはあらゆる相手と競争が可能。中東では、彼らは良い仕事をしていて、投資も積極的ですが……。しかしバルサが彼のホームであると訴えていきます。私たちはレオが欲しい」と強調していた。

 それぞれのいろいろな思惑が絡み合っているが、パリSGがフランスリーグ優勝が決定的になったことで、メッシも次のステージについてより踏み込んで考える段階に突入したか――。

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