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「古橋はトッテナムにピッタリだ」元神戸ラウドルップ太鼓判、ポステコグルー監督就任内定で

日本代表の古橋亨梧(左)と南野拓実(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「プレミアリーグで活躍するディフェンダーたちにとって、彼が手強い存在になるだろう」

 今季までセルティックFCを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督の、イングランド・プレミアリーグ トッテナム・ホットスパーFCの指揮官就任が近づいている。日本時間6月6日時点、すでに「口頭での最終合意」に至っており、あとはクラブ間の最終的な詰めを残すのみとなっている。さらにアンジェのもと、今季得点王に輝いた古橋亨梧のトッテナム移籍も噂される。

『メイル・オンライン』は6月5日、ユベントスFC、FCバルセロナ、そしてヴィッセル神戸などで現役時代に活躍したミカエル・ラウドルップ氏が、ポステコグルーへの評価、古橋への期待を語っている。

 今月15日で59歳になる元デンマーク代表FWは、「(ポステコグルー監督について)彼は雇用主の利益のために大きな決断を下していくタフな男だ。トッテナムをイングランドサッカー界の真の強豪にして、そして将来パークヘッド(セルティックパーク)に戻ってくるのではないだろうか」と展望する。

 さらに「ポステコグルーが主要メンバーをセルティックから連れて行きたいと考えているのは、実に興味深い」と言う。

「古橋亨梧は、選手として、そして人として、受ける賞賛は計り知れない。ポステコグルーは日本で仕事をしていた時、ヨーロッパで仕事をすることになったら、最初に契約を結びたい選手だったと語っている。どこのクラブでも、どこの国でも、古橋は自分のところに呼ぶのではないか。彼の信念は、並大抵のものではない。そして、トッテナムの状況を考えると、それが特に重要であることが分かる」

 ラウドルップ氏は次のように古橋とポステコグルーの「強い絆」への期待を語る。

「古橋がいずれポステコグルーと一緒にロンドンに行くことになっても、まったく不思議ではない。そして彼が成功する姿も目に見える」

プレミアリーグで活躍するディフェンダーたちにとって、彼が手強い存在になるだろう。重要なのは、監督が自分に何を求めているかを理解していることだ」

古橋はスパーズでインパクトを残す力を持っている。ポステコグルーが望むのであれば、契約を実現させるための資金もある。セルティックでの彼の補強は素晴らかった。その大部分は、彼がよく知っている選手たちに目を向け、日本から選手を獲得していった」

 そして最後には、懐疑的な声を寄せるスパーズのファン・サポーターに対し、2年前のセルティックの状況と似ていると頷く。

「もちろん、イングランドではもっと状況は複雑だ。トッテナムのファンのなかには、ポステコグルーが適任かどうか確信できない人も多い。2年前、彼がセルティックに来た時を再現している気がする」

「正直、当時、彼のことをよく知らなかった。最初に彼の就任を聞いたとき、イギリスやヨーロッパのサッカーでの経験がないことを考えると、奇妙なことだと思った」

「しかし彼はグラスゴーで、疑心暗鬼になっていた人たちの思いをいい意味で裏切った。彼はロンドンでも同じことができる。私はそう信じている。セルティックの損失は、スパーズの利益になる」

 ヴィッセル神戸での古橋の“先輩”でもある元ストライカーは、そのようにアンジェと古橋の活躍に太鼓判を押している。

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