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バルサ来日中止、大混乱!!「スタッフはもう日本にいる」。韓国へのルート&日程変更、課題山積み

バルセロナの2年ぶりの来日は中止に。あの美しいサッカーを、日本で見るチャンスが…。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ヴィッセル神戸からの発表は…。

 スペイン1部FCバルセロナは7月24日、重大な契約違反が確認されたため、来日せず27日に予定されていたヴィッセル神戸とのノエビアスタジアム神戸での試合をキャンセルしたと発表した。一方、韓国での2試合は契約条件が満たされれば、実施される可能性があるという。

 アジアツアーの共同主催者となっていた韓国のD-DRIVE社のハム・スル代表は同日、一方の主催者であるヤスダグループ社の支払い未納、虚偽の書類が繰り返し提出されるなど詐欺行為があったと声明を発表。結局、約束された試合料金が支払われていないというスタッフの言質(録音)も取ったという。

 ただし韓国への渡航手配が整えば、韓国での2試合は実施されると見ている。

 しかしバルセロナの情報に詳しい『スポルト』は7月24日、日本行きをキャンセルしたことで、ルートと日程変更をして韓国に向かうには、様々な問題をクリアしなければならないと報じた。

 同メディアは、この夏の旅行需要があるなか、月曜日までにソウル行きの手配を完了させるのは「物流的に簡単ではない」と指摘している。すでに神戸にいるクラブスタッフ、料理人、警備員、ツアーマネジャーなど7人分の旅行手配も改めてしなければならないという。

 それだけに、韓国での2試合について「まだ確実に決まってはいない」「FCバルセロナはこの3日間で多くのことを解決しなければならない」と、いくつものハードルをクリアしなければならない状況にある。

 チームはひとまずスペインに残り、トレーニングを実施するということだ。

 神戸は7月24日、「2025年7月27日(日)に予定されているFCバルセロナとの試合について、プロモーターによる契約上の問題が発生しているとの情報を受け、当クラブとしても状況の確認を行っております」と発表。その後、情報は更新されていない。

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 さすがに……。ここから大逆転での来日&神戸戦実現はないのだろうか。