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イニエスタ、記者会見一問一答「ピッチ内でも外でも、全てを出し尽くそうと心掛けてきた」。神戸-バルセロナ

神戸時代のイニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「皆さんからのリスペクトと愛情へ恩返しする場。それができて、とても喜んでいます」

[クラブ親善試合]神戸 0-2 バルセロナ/2023年6月6日19:30/国立競技場

 ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が古巣であるFCバルセロナとの試合後、記者会見に応じた。7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦が神戸でのラストマッチとなるマエストロは「日本に何を残せたと感じていますか?」という質問に少し考え、「何を残せたか、自分では分かりません。少なくとも、ピッチの中でも、外でも、サッカーに対する情熱、そしてリスペクトの気持ちに従い、全てを出し尽くそうと心掛けてきました」と、それが“思い出”として残ってくれたら嬉しいと語った。

――この試合を終えて。

「このスタジアムでバルサと試合できたのは、とても特別なことでした。私もピッチに立ちプレーを楽しめました。この1日、ファンにも喜んでもらえたと思います」

――今日最も印象に残ったシーンは?

「全てが素晴らしかったです。この試合は日本のサッカーファンに別れを告げるため、私に示してくれた皆さんからのリスペクトと愛情へ恩返しする場だと考えていました。それができて、とても喜んでいます」

――バルセロナのチャビ監督とはどのような話をしたのか?

「監督からはとても親しみを持ってくれて、自分にとっての大切なこの日に一緒にいられるのを喜んでいると言ってくれました。私からは、バルサがこの特別な日の来てくれたこと、とても嬉しかったと伝えました。24時間もないうちに帰らなければいけない強硬スケジュールでしたが、来てくれたことに感謝しています」

――日本に何を残せたと感じていますか。

「何を残せたか、自分では分かりません。少なくとも、ピッチの中でも、外でも、サッカーに対する情熱、そしてリスペクトの気持ちに従い、全てを出し尽くそうと心掛けてきました。皆さんからの愛情やリスペクトからも感じていますが、それがファンの皆さんに伝わっていてくれれば嬉しいです。皆さんにとって、いい思い出となって残ってくれたら、それだけでも嬉しいです」

――場内一周していた際、涙を浮かべていたようだが…。

「皆さんからたくさんの愛情とリスペクトをもらい、ここでの5年間の経験は、私の人生の一部になっていますし、その特別な感情が込み上げてきました」

Posted by 塚越始

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