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水戸のU-20日本代表DF松田隼風がハノーファーU23に期限付き移籍。室屋成がトップチームに在籍

水戸の松田隼風。(C)SAKANOWA

「次のステップを勝ち取れるよう、そしてもっともっと良い選手になっていけるよう、一日一日を大切に過ごしてきます」

 J2リーグ水戸ホーリーホックは6月8日、U-20日本代表としてアルゼンチンU-20ワールドカップに出場したDF松田隼風(MATSUDA Hayate)がドイツブンデスリーガ2部ハノーファー96 U23チーム(レギオナルリーガ/4部相当)に期限付き移籍すると発表した。移籍期間は2023年7月1日から2024年6月30日まで。トップチームには室屋成が所属している。

 水戸とハノーファーは、2023年7月1日から3年間、育成を目的とした業務提携をスタートさせ、その一環として今回の移籍が実現した。左サイドバックの松田は6月11日にホームで開催されるJ2リーグ20節のジェフユナイテッド千葉戦に出場し、そのあと現地メディカルチェックを経て正式な契約に至る。千葉戦試合終了後には松田からファンへのあいさつも予定されている。

 松田は2002年10月2日生まれ、北海道出身、20歳。173センチ・70キロ。これまでのキャリアは、函館ジュニオールFC ― プレイフル函館フットボールクラブ ― JFAアカデミーU-15 ― JFAアカデミーU-18 ― 水戸。

 今季J2リーグ7試合・1得点 、J2リーグ通算19試合・1得点。

◎ユリアン・バットマー ハノーファー96アカデミーダイレクター
「松田隼風選手のU23チームへの移籍が実現することは、水戸ホーリーホックとの提携関係をより良いものにしていく上で大きな意味を持ちます。才能に溢れ、非常に高いモチベーションを持った左利きのサイドバックがハノーファー96のファミリーに加わり、我々のアカデミーチームでプレーし、ヨーロッパでのキャリアをスタートしてくれることを非常に嬉しく思っています」

◎松田隼風
「この度、ドイツブンデスリーガ2部に所属するハノーファー96のU23チームに期限付き移籍することになりました。僕はこれまでの各年代別の代表チームの活動で、海外の選手たちと対戦する機会に恵まれてきたこともあり、少しでも早く海外挑戦をしたい思いを持っていました。また、今年5月に行われたU20ワールドカップに出場させていただき、改めて自分の課題にも気付かされました。そんな中、クラブの取り組みがきっかけとなり、ハノーファー96からお話をいただけたことは大変光栄ですし、自分の成長のためにも海外の厳しい環境に身を置きたいと思い、今回の移籍を決断しました。

 特別指定も含めると約2年間、いろいろな経験を通じて選手としても人としても大きく成長させてくれただけでなく、今回の移籍も快く送り出してくれたクラブのすべての皆さん、そしてスタジアムやアツマーレでいつも僕を鼓舞してくれたファン・サポーターの皆様に心から感謝しています。今チームは少し苦しんでいる状況ですが、きっとここから好転していくと信じていますし、ドイツから水戸ホーリーホックの躍進を応援しています。

 まずは1年間の期限付き移籍となりますが、次のステップを勝ち取れるよう、そしてもっともっと良い選手になっていけるよう、一日一日を大切に過ごしてきますので、今後も応援いただけると嬉しいです。

 いつか自分の成長の証と感謝の気持ちを水戸ホーリーホックのユニフォームを着て、ピッチで表現する日を僕自身、楽しみにしています。頑張ってきます!!」

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