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【名古屋-福岡】観客が倒れ約16分中断。気付いた主審、チームドクターを呼ぶ。ランゲラックも駆け付けサポート

名古屋のランゲラック。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ユンカー、マテウス弾! 名古屋4連勝で暫定2位に。

[J1 17節] 名古屋 2-1 福岡/2023年6月11日16:03/豊田スタジアム

 J1リーグ17節、名古屋グランパス対アビスパ福岡戦、名古屋が2-1とリードして迎えた80分過ぎ、ホームスタンドの観客が倒れたため、それに気付いた川俣秀主審が試合を中断させて、その観客への治療や搬送などの対応を優先させる一幕があった。

 81分30秒過ぎ、ホームスタンド側で名古屋がスローインを得る。するとチームドクターがスタンドで名古屋のファンが倒れたことに気付き、チームドクターを呼んだ。すると両チームのドクターが治療にスタンドに駆け上がって治療にあたった。名古屋のGKランゲラックも真っ先に駆け付けて、ドクターがスタンドに上がるのを後ろから支えるなどバックアップした。

 試合は治療と搬送などを経て約16分間中断。名古屋の選手たちは改めて円陣を組んで試合を再開させた(試合の時計も一時止められた)。

 試合はマテウスのPKで名古屋が先制。一方、アウェーチームも佐藤凌我のPKで同点に。それでも69分、マテウスの左コーナーキックから、ファーでフリーになったキャスパー・ユンカーが沈めて、これが決勝点に。このゴールがクラブにとって通算1500得点にもなった。

 名古屋は4連勝で、勝点35で暫定2位に浮上している。