【浦和】三ツ沢の凡戦にスコルジャ監督「ファイナルサードでもっとハングリーにプレーしなければ」。横浜FCとスコアレスドロー
浦和のスコルジャ監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
2列目、3列目から背後を突く狙いを持って臨んだが――。
[J1 17節] 横浜FC 0–0 浦和/2023年6月11日18:30/ニッパツ三ツ沢球技場
J1リーグ17節、横浜FC-浦和レッズ戦は見せ場も限られスコアレスドローに終わった。浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、ファイナルセカンドまでの組み立てはまずまず上手くいっているものの、最も肝心なファイナルサードで「もっとハングリーにプレーしなければいけない」と課題を挙げた。
「残念な結果となってしまいました。やろうとしていて上手くいったことと、上手くいかないことが出た試合でした。横浜FCの強力な武器であるカウンターは止められました。しかし攻撃面ではビルドアップの面でボールを運べても、ファイナルサードでもっとハングリーにプレーしなければいけませんでした」
指揮官はそのように語り、チャンスでクロスを上げてもペナルティエリア内に浦和の選手が一人しかいないような場面も見られたこと、狙っていた背後のスペースに抜けていく選手や動きも限られたと振り返った。
「前半は(安居)海渡が、後半はトモ(大久保智明)がチャンスを作り出しました。しかしチャンスにつながるラストパスが足りなかったと思います。得点を取るためには決定機が必要で、それが少なかったです」
伊藤敦樹・安居・両サイドハーフが背後に抜けて相手を引き出す狙いがあった。しかし背後を狙えるタイミングで、パスを足元で受けてしまう場面が「あまりにも多かった」と、指揮官は唇を噛んだ。興梠慎三の作ったスペースを生かす、三人目の動きも物足りなかった。
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天皇杯やルヴァンカップなど7連戦がここで一旦終わる。久々に次戦(ルヴァンカップの清水エスパルス戦/18日・アウェー)まで1週間のインターバルが開く。スコルジャ監督は「ここで1週間空くので、少し戦術的なところでも一旦リフレッシュをしたいです」と語った。