【浦和】待望のトップ下獲得か。レフ・ポズナン監督「アマラウは去りたいと考えている」。地元メディアも「両者の関係は良好ではない」
ヴィトーリア・セトゥーバル時代のアマラウ。(Photo by Carlos Rodrigues/Getty Images)
冬のマーケットで移籍を希望、その後、先発のチャンスを得られず。
J1リーグ浦和レッズが夏の移籍マーケットで、待望のトップ下の新戦力を獲得か!? マチェイ・スコルジャ監督の前所属であるポーランド1部レフ・ポズナンでは、ポルトガル人MFジョアン・アマラウ(Joao Amaral)の放出が「既定路線」となっていて、日本とMLS(メジャーリーグサッカー)のクラブが獲得を検討しているとポーランドメディアは報じている。
ポーランドの有力メディア『スポーツ・ポーランド』は5月16日の段階で、レフ・ポズナンのヨン・ファン・デン・ブロム監督とアマラウの間で亀裂が生じ、「両者の関係は良好ではない」と報じ、夏の放出は待ったなしと伝えていた。
アマラウはスコルジャ監督のもと、2021-22シーズン、リーグ32試合・14ゴールと活躍し、リーグ優勝に大きく貢献した。しかし2022-23シーズンは同22試合・2得点・2アシストで、スタメンはわずか6試合。シーズン後半はベンチ外も増えた(チームは3位でフィニッシュ)。
そして同メディアは次のように報じていた。
「アマラウとレフの関係が良好ではないのは周知の事実。冬の移籍マーケットで、彼は移籍を強行したいと考えていた。ヨン・ファン・デン・ブロム監督も2月の時点で、次のように率直な思いを口にしていた『私の知る限りでは、アマラウはクラブを去りたいと考えています。彼がそうしたいのであれば、どうぞ。新しいチームが見つかるように幸運を祈るが、彼にはもうプレーさせないことを理解させてください」
体制交代による被害者とも言えるだろうか。実際冬の中断明けは、6試合いずれも途中出場のみだった。
31歳のアマラウは2024年6月まであと1シーズン、レフと契約を結んでいる。ただし、こうして放出は既定路線で、スコルジャ監督のもと、日本に渡り再びプレーする機会を得るのか!? Jリーグの夏の移籍マーケット(第2の登録ウインドー)は7月21日(~8月18日)に開く。
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アマラウはこれまでポルトガルのヴィトーリア・セトゥーバルなどでプレー。2018-19シーズンからレフ・ポズナンでプレーし、22-23シーズンはポーランドリーグ22試合・2得点・2アシスト、公式戦通算37試合・6得点・6アシストを記録している。