【鹿島】後半戦へ岩政監督、『ヒーロー』の兆し感じる選手たち「ぐいぐい伸びてほしい」と期待。24日はアウェーでG大阪戦
岩政大樹監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ピトゥカが出場停止、「いいバランスを見つけられている。それをぶつけるだけ」。
[J1 18節] G大阪 – 鹿島/2023年6月24日19:00/パナソニック スタジアム吹田
J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が6月23日、翌日のアウェーでのガンバ大阪戦に向けて抱負を語った。
4月29日のホームでの対戦は4-0の勝利を収めた。ただ、その後の苦しい時期を乗り越えたG大阪は直近リーグ3連勝中だ。そして鹿島はディエゴ・ピトゥカを出場停止で欠くが、指揮官はそこでの選手の台頭も楽しみにしていて、「いいバランスは見つけられてきているので、それをぶつけるだけです」と、そこで起こる“変化”を含め楽しみにしていた。
G大阪はメンバーを変えながら結果を残している。とはいえ「大枠では変えていないと思います。ダイレクトなプレーや背後への動き出し、ゴール前の人数も増え、そこは意識づけで変わってきている。戦術的な大枠はほぼ同じで、積み上げのなかでやってきていると思います」と、上積みのなかで結果を残していると分析していた。
また、前半17試合を終えて、優勝を狙える「ギリギリのところ」に食らいつき、「後半戦に勝負をかけられる態勢は整ったと考えています」と見る。それだけにこの折り返し初戦は重要視される。
「7月の中盤までアウェーが続く日程になります。そこのアウェー一発目。前半戦は(アウェーで)いい結果を残せていますが、同じようなペースで勝っていかないと優勝には辿り着けません。厳しい戦いが続きますが、1試合ずつ死に物狂いで勝点を拾って上を目指していきたいです。良いスタートを切りたいです」
チーム内の競争を促しながら、勝利を追求していく。そのサイクルができつつあり、岩政監督は「ヒーロー」の登場を楽しみにもしていた。
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「誰がヒーローになっていくのか期待をかけている選手もたくさんいます。兆しを見せる選手がたくさんいるので、その選手たちをどんどん起用し、トレーニングでも競争を促し、後半戦ではぐいぐい伸びてほしいと期待しています」
2023シーズンの後半戦へと突入していく。選手個々が伸びることで、チームとして進化を遂げながら、鹿島がタイトルを狙う――。