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南萌華が女子W杯の日本戦TV放送決定で「応援したいと思ってもらえるように全身全霊をかけて戦う」

パナマ戦前日練習での、なでしこジャパンの南萌華。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

率直に嬉しい。その一方で、「私としては、こうした形ではなく…」。

[MS & ADカップ] 日本代表 – パナマ代表/2023年7月14日19:05/ユアテックスタジアム仙台 

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)のDF南萌華(MINAMI Moeka)が7月13日、翌日のオーストラリア&ニュージーランド共催の女子ワールドカップの“壮行試合”の位置づけとなる「MS & ADカップ2023」パナマ女子代表戦に向けて抱負を語った。

 そのなかでこの日、女子W杯の日本戦のテレビ中継について、NHKが放映権を得ることで国際サッカー連盟(FIFA)と合意に至ったことが話題に。選手間でも、今大会のTV放送はかなり難しい状況のようだ――と言われていたそうで、全員がほっと胸を撫でおろしたという。

「絶対に聞かれると思っていました!」と言う南は、「率直に本当に嬉しいです」と喜んだ。と同時に、次のように本音も吐露した。

「私としては、こうした形ではなく、女子サッカーを放送したい、しなければいけない! 放送して皆さんに見せたい! と思われるぐらい注目されないといけないと感じています。やっと決まった……というよりも、女子サッカー放送するぞ! とすぐ決まるように。今後そうなっていかなければいけないと思います」

 だからこそ今大会、南はより大きな責任を感じているという。

「女子サッカーの盛り上がりには、今回のワールドカップが大事になってきます。放送してくれることには、本当に感謝しています。私自身、日本の皆さんにいい結果、いいプレーを見てもらって、より女子サッカーを応援してもらえるように、責任を持ってプレーしたいです」

 三菱重工浦和レッズレディースからASローマに移籍し、一回り大きく成長を遂げた。新ディフェンスリーダーの候補の南は「見てもらっている人の心を掴むようなプレーを見せたい。上手さ以上に最後まで粘るところなど見てもらい、この選手を応援したい、と思ってもらえるように。全身全霊をかけて戦いたいです」と意気込みを示した。

 最新のFIFAランキングは、日本が11位、パナマが52位。

 女子W杯で日本はザンビア(日本時間/22日14:00)、コスタリカ(26日16:00)、スペイン(31日16:00)と対戦する。

Posted by 塚越始

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