【移籍】メッシのマイアミ加入が正式決定。米国全体で“歓迎”「この新たなホームで手助けしたい」
インテル・マイアミがメッシの加入を正式発表。※クラブ公式HPより
2026年W杯開催、アメリカも再びサッカーの市場で大きな存在に。
アメリカとカナダで展開されるメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミが7月15日(日本時間16日)、フランス1部パリ・サンジェルマンでプレーしていたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(Lionel MESSI)を獲得したと正式に発表した。2025年までの複数年契約だと明らかにしている。
先月36歳になったアルゼンチン代表キャプテン、メッシはクラブ公式サイトで、次のように決意を示している。
「インテル・マイアミとアメリカで、キャリアの次なるステップをスタートできて、とても興奮しています。ファンタスティックな機会で、私たちは一緒になって、この美しいプロジェクトを構築していきます。私たちが設定した目標を実現するため、私はこの新たなホームでの手助けを始めたいと思っています」
また、クラブのマネジング・オーナーであるホルヘ・マス氏は2018年にクラブを創設した際、「私たちは世界のエリート選手を惹きつける野心的なクラブを設立することを約束しました」と言い、「アメリカでのフットボールに対する世界的な見方を一変させ、フットボールについて議論される時、必ずインテル・マイアミが会話の一部となるようなクラブになりました」として、これまでビジョンに共鳴してきてくれたファンに感謝を伝える。
また、「10年前、マイアミで新しいチームを作る旅を始めた時、私はこの素晴らしい街に世界で最も偉大な選手を連れてくるのが夢だと言いました」と、その夢を叶えられたとも喜んでいる。
さらにはMLSのドン・ガーバー・コミッショナーもコメントを寄せ、「世界最高の選手がインテル・マイアミとメジャーリーグ・サッカーを選んだことを大変嬉しく思います。彼の決断は、私たちのリーグと北米における私たちのスポーツ界での勢いとエネルギーの証明になりました。リオネルは、MLSが最高の選手にとって選択できるリーグになり得たことを疑いなく世界に示してくれました」と歓迎している。
マイアミのみならず米国として、メッシを迎え入れられたことを喜んでいる。
サウジアラビアでスター選手の補強が増加するなか、2026年の北米共催ワールドカップ(W杯)を控えるMLSも、ここに来て、改めて存在感を示すことに。イングランド・プレミアリーグを頂点とした欧州5大リーグが中心地なのは変わらないものの、そこに続く勢力が大きく動きつつある。