「フェイクだ!」メッシのアル・ヒラル移籍『合意』報道、父ホルヘ氏が完全否定
パリ・サンジェルマンのメッシ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「サイン、合意、口頭での合意、いずれもしていない」
フランス1部パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(Lionel Messi)が来シーズン、フリートランスファーとなってサウジアラビア1部アル・ヒラルに加入することで「合意」した――。ヨーロッパの複数メディアが報じたなか、メッシの仲介人である父親のホルヘ氏が5月9日、異例の声明を発表した。
メッシは今季でパリSGとの契約満了を迎える。1年の延長オプションが付帯されていて、昨年末の段階では「残留」濃厚と見られた。しかしカタール・ワールドカップ(W杯)でのアルゼンチン代表の優勝によって35歳のスーパースターはさらに価値を高め、様々な可能性が浮上。パリSGとも交渉しつつ、FCバルセロナが復帰の可能性が浮上し、さらにサウジアラビアのアル・ヒラルが驚愕の4億ユーロ(約600億円)というオファーを提示したと言われる。
そして先日、メッシが「合意」「合意間近」という報道が一斉に報じられた。すると、ホルヘ氏が次のようにメッシの去就は全く決まっていないと強調した。
「来季について、どのクラブとも全く合意していない。シーズン終了後に決定する」
「サイン、合意、口頭での合意、いずれもしていない。レオの名前を使ったフェイクニュースだけだ」
あくまでもシーズン終了を待ってから決めること。メッシを巡る「合意報道」は全て「フェイク」だと、念を押している。
あるいは今後、また新たな選択肢も浮上するのだろうか――。