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ムバッペのレアル・マドリード移籍は「約束された」。さらに、ハーランドの獲得もあきらめず

パリSGのキリアン・ムバッペ。 (Photo by Matthias Hangst/Getty Images)

レアルからマジョルカに期限付き移籍中、久保建英の動向にも影響。

 様々な憶測が伝えられてきたフランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペの去就だが、やはりスペイン1部レアル・マドリードへの移籍が“決定的”か。

 フランスメディア『Le 10sport』は12月25日、「キリアン・ムバッペの将来はすでに決定している?」と題し、来年6月にパリSGとの契約満了を迎えるフランス代表ストライカーについて、その後のレアル・マドリード行きが「約束されているようだ」と報じた。

 そこで焦点になるのが、違約金(移籍金)の発生する最後のタイミングである、来年1月の冬の市場での移籍はあり得るか。

 しかしレアル・マドリードは現在好調をキープ。スポーツ専門メディア『ESPN』は、カルロ・アンチェロッティ監督が11月に語った「1月の段階で、チームを改善する必要はないと思っています。不満を持っている選手がいれば、(その選手が去ることを)考えなければいけません。しかし新たな契約は考えていません。チームとして、しっかり構築されています」というコメントを引用。イタリア人指揮官は統率されたチームの一体感を重視している。あり得るならば、チームバランスを整えるための補強に落ち着くだろうということだ。

 そして同メディアによると、昨年夏の段階で、レアル・マドリードはムバッペ獲得に最大で2億ユーロ(約260億円)を準備していたが、このバジェットが浮くことになる。そこで、この資金をボルシア・ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの獲得にも活用するとプランも描いているそうだ。クラブ間の関係の良さもプラスに働くはずだと見ている。

 一方、ハーランド獲得には、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リバプールFC、アーセナルFCなども名乗りを上げている。父もプレーしたプレミア(マン・C、リーズ・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレストに所属)の舞台への憧れも強いというが……。ハーランドは一体何を優先するのか。もちろん2024年6月までドルトムントと契約を結んでおり、このままブンデスリーガでの戦いを続けることも十分あり得るだろう。

 ムバッペもあと半年、パリSGに最高の結果をもたらすことに集中すると言う。

 そして、やり直し抽選の結果、UEFA欧州チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦で、レアル・マドリード対パリSGのカードが組まれた。

 まさに因縁の戦いだ。クラブ、チーム、選手……これからそれぞれどのようなストーリーが待っているのか。

 そして、このスタープレーヤーの去就は、レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英の今後の動向にも関わってくる。そこに白い巨人のユニフォームを着て加わる久保の姿も見てみたいが――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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