レフ・ポズナンが開幕戦で勝利、浦和への移籍が噂されるアマラウは…メンバー外
セトゥバル時代のアマラウ。(Photo by Carlos Rodrigues/Getty Images)
放出加速か!? トップ下を主戦場とする『10番』マルヒウィンスキが2ゴール。
ポーランド1部リーグ(エクストラクラサ)の2022-23シーズンが7月22日に開幕し、レフ・ポズナンはアウェーでGKSピアスト・グリヴィツェに2-1の逆転勝利を収めた。J1リーグ浦和レッズが獲得を検討していると噂されるレフに所属するポルトガル人MFジョアン・アマラウ(Joao Amaral)はメンバー外だった。
レフは浦和のマチェイ・スコルジャ監督が1年前まで率いて、2021-22シーズンにリーグ制覇を果たしたチーム。オランダ人のヨン・ファン・デン・ブロム監督が就任して2年目を迎える。昨季はリーグ3位に終わったため、覇権奪回に燃えている。
チームは前半43分にPKで先制される嫌な展開に。それでも後半立ち上がりから、トップ下の『10番』フィリップ・マルヒウィンスキが2ゴールを決めて、逆転勝利を収めた。
ただし、56分と早い段階でアウェーであるレフがリードした展開だったこともあるが、シュート数はレフの7本(枠内2本)対15本(同5本)と劣勢を強いられた。
クラブ公式サイトの練習写真では、アマラウがランニングしている様子が確認される。しかし、31歳のアタッカーはこれまで練習試合など実戦形式には出場していない。レフとは契約を残しているものの、今夏の放出が決定的と言われている。今回の「不出場」に加え、主戦場とするトップ下であるマルヒウィンスキの活躍もあり、アマラウ放出の流れがより加速しそうだ。
現地メディアでは、スコルジャ監督率いる浦和が有力視されると伝えられてきた。アマラウは2021-22シーズン、スコルジャ監督のもとで、キャリアハイとなる36試合・17ゴールを記録している。
さらに、母国ポルトガルのヴィトーリアSC、FCファマリカン、またセルビア王者でUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を得ているレッドスター・ベオグラードが獲得を検討していると報じられてきた。
ただ、レフはヨーロッパ・カンファレンスリーグ予選とリーグ戦の連続が続く。現地27日にはホームでリトアニア1部のFKスピリス・カウナスと対戦する。ターンオーバーによりチャンスを得るか!?