【移籍】日本代表FW上田綺世のフェイエノールト入り「大筋合意」。セルクル開幕戦ベンチ外で“決定的”に
日本代表の上田綺世。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
昨季オランダ王者、CLの出場権も獲得。
ベルギー1部セルクル・ブルージュに所属する日本代表FW上田綺世が、オランダ1部(エールディジビ)フェイエノールト・ロッテルダムに移籍することで「大筋合意」に至ったという。オランダの複数メディアが報じるなか、上田が7月30日のベルギー開幕ロイヤル・アントワープFC戦でメンバー外になったことから、“決定的”な状況になった。
J1リーグ鹿島アントラーズからちょうど1年前に海を渡った日本代表ストライカーは、ベルギーでの1年目、リーグ18得点、プレーオフ4得点を決めて、得点ランキング2位となる22ゴールを記録した。するとプレーの幅を広げながらゴールハンターとしての感覚を一段と研ぎ澄ます24歳に、この夏の移籍市場で、昨季オランダ王者からオファーが届いた。
オランダ有力メディア『Het Laatste Nieuws』は「900万ユーロ+100万ユーロ(計約15億円)」、『De Telegraaf』は「800万ユーロ(約12億円)」で、いずれにせよ30日までに「大筋合意に至った」と報じている。
そしてベルギーリーグ開幕戦、上田はアウェーのスタジアムに帯同しながらも、メンバー外になったと報じられている。試合は0-1でセルクルが敗れた。
昨季チーム最多スコアラーがピッチにすら立たなかったことから、オランダでも「ウエダのフェイエノールト加入は迫っている」(『1908.NL』)と、俄然、注目度が高まっている。
フェイエノールトは現地8月4日にスーパーカップでPSVアイントホーフェンと対戦し、12日のホームでのフォルトゥナ・シッタート戦で開幕を迎える。また今季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権も獲得している。着々と進化する上田が勢いに乗り、一気にヨーロッパ頂点の舞台に立つ日も近づいている。