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【浦和】酒井宏樹が猛暑の大連戦で全試合先発「しかも湘南。この暑さと湿度では…」

浦和の酒井宏樹。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

広島戦→中4日・名古屋戦→中3日・ACL理文戦→中2日・湘南戦。3連勝で締める。

[J1 25節] 湘南 0-1 浦和/2023年8月25日19:03/レモンガススタジアム平塚

 J1リーグ25節、浦和レッズがFWホセ・カンテのリーグ3試合連続ゴールで、湘南ベルマーレに1-0の勝利を収めた。リーグ2連勝で4位をキープ。

 この試合、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表のDF酒井宏樹が右サイドバックで先発出場し、83分までプレーし大畑歩夢と交代した。キャプテンは体を張った守備とゴール前への果敢な飛び出しで勝利に貢献した。

 今回この夏の暑さのなか、サンフレッチェ広島戦から「中4日」で名古屋グランパス戦、「中3日」でAFCアジア・チャンピオンズリーグプレーオフの理文足球会戦、そしてダメ押しのようにわずか「中2日」で湘南戦が組まれた。

 国際カップ戦の代表チームが、国内リーグで苦しい日程が組まれるというのは主要リーグではあまり例がない(他のFAなど主催のカップ戦と複雑な日程になることは見られるが)。ドイツとフランスで戦い、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)にも出場した酒井は、「ヨーロッパでは、ずっと中3日、中2日でやってきました。ただ、さすがに、ちょっとこの暑さと湿度では……。しかも対戦相手が湘南、いいチームでした」と苦笑い。「僕自身、いけるところまでやろうと思っていました。90分やりたかったですが、最後ちょっとおかしい感じだったのでやめました。サイドバックにはいい選手がたくさんいるので、安心して託すことができました。外から見ていても頼もしかったです」と、大畑にあとを託したということだった。

 酒井は今回の猛暑の大連戦、全試合で先発した。試合に出ながら調子を維持(コントロール)していく、フランス名門オリンピック・マルセイユで培った経験を見せつけるようなパフォーマンスで最後は公式戦3連勝で締めくくった。再び傷めた腕が気になるところではあるが、むしろ33歳のファイターはタフさを増している。

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