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【女子W杯】スペインサッカー連盟会長の給与1億円、キスの代償で『支払い停止』

女子W杯表彰式でのスペイン連盟ルビアレス会長。 (Photo by Robert Cianflone/Getty Images)

母親は意味深発言、女子選手に「真実を話してほしい」と、ハンガーストライキを開始。

 オーストラリア&ニュージーランド共催の女子ワールドカップの表彰式で優勝したスペイン女子代表に抱きついて何度もキスをして口づけもした行為が問題視されていたスペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長(Luis Rubiales)だが、スペイン連盟は8月29日に内部規約を発動させて、その雇用と給与を停止した。給与の推定総額は63万4518.19ユーロ(約1億円)。この額は政府機関から開示されているという。

 スペインメディア『アス』が報じた。本人は一度拒否しているが、連盟は会長の辞任を改めて要求するという。

 一方、ルビアレス会長の母親はジェニファー・エルモソに”真実”を話してほしいと意味深発言し、教会でのハンガーストライキを開始したという。

「私は正義のために死んでも構わない。私の息子はまっとうな人間で、彼らがしていることはフェアではない。私は元気ですし、神を信じています。真実を求めています。私の体が耐え得る限り、ここにいます。ジェニーが真実を語るまで、私はやめません」

 そのように母親は46歳の会長について、命を懸けてかばう発言をしている。

 また、この問題はオーストラリアで起きているため、エルモソがオーストラリアの警察に訴えない限り、事件化はされない。これまで彼女からの訴えはなく、すでにスペインに帰国している。そのため、ルビアレス会長が立件される可能性は現時点では低いということだ。

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 抱擁やキスは欧州など特にラテン系ではよく見かける光景と思われてきた。しかし最近では男性からの行為は嫌悪感のほうが強く抱かれ、むしろ特に公共の場では非常識な行為になりつつある。前ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタは、自身のツイッター(『エックス』に変更)(アカウントは@andresiniesta8)で、この件について「3人の娘を持つ父親として、夫として、そしてサッカー選手として、この悲しみを伝えたい」と、絶対に許されない行為だと断罪している。