森保監督のデスノート炸裂、トルコ代表監督も解任!?
日本戦に臨んだトルコ代表のクンツ監督。(Photo by Frederic Scheidemann/Getty Images)
サッカー連盟会長は続投明言、「安定が必要だ」。
[キリンチャレンジカップ2023] 日本 4-2 トルコ/2023年9月12日21:20(現地14:20)/セゲカ・アレーナ(ベルギー)
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)に2-4で敗れたトルコ代表だが、この9月シリーズは1分1敗と未勝利に終わった。前半3失点を喫しての敗戦に、ドイツ人のシュテファン・クンツ監督の責任を問う声が出ている。
クンツ監督は2021年10月に就任。しかし昨年のカタール・ワールドカップ出場を逃し、ネーションズリーグ・リーグCでは1位で終えたものの、フェロー諸島に敗れ、ルクセンブルクとも引き分けるなどパっとしなかった。
そして現在戦うEURO予選ではクロアチアと同じ勝点10で、本大会出場圏の2位につける。そうしたなか9月シリーズ、EURO予選ではアルメニア代表と1-1でドロー。さらに日本代表に4失点で敗れ、なかなか上位の壁を破れずにいる状況に、ファンのジレンマも大きい。
この日本戦後ではトルコサポーター席で「クンツ、家へ帰れ」というプラカードまで出た。トルコメディア『duva.R』によると、試合後の記者会見では、これまで20試合中5敗はいずれもランキングがトルコよりも上位チームだったことなどが指摘された。クンツ監督はややイラつき、このように語って締めくくったという。
「私の責任範囲は選手たちです。私は選手たちに期待できます。一方、選手たちはこの代表ユニフォームのために100パーセントの力を発揮する必要があります。私もドイツ代表でプレーしています。ドイツ人監督としてトルコ代表の指揮を執り、私は勝ちたいからここにいます。私たちは多くの努力をし、分析します。唯一の目標は、トルコ代表チームを向上させること。私たちはそれを誇りに思っています。最も傷つくのは、選手たちが自分のために100パーセントの力を出そうとしない時だ」
そのようにやや選手に責任転嫁するようなニュアンスの発言もしている。
また、トルコサッカー連盟のメフメト・ビュユケクシ会長は「私たちはステファン・クンツを続投させます。重要なのは安定性である。長期的に考えています。任期が終わる時に、どうなっているかを見ましょう」と、段階を踏む重要性を強調している。
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森保監督の「デスノート」が話題になったが、ドイツ代表初のハンス=ディーター・フリック前監督の解任、さらにトルコまで……。ただこのタイミングでの解任はないようだが、10月シリーズの結果によっては、日韓ワールドカップ3位の強国トルコもまた雲行きが怪しくなりそうだ。