【浦和レッズ】疑惑の判定、小泉佳穂「ジャッジリプレイで確認したい」

ゲームプランには手応え、「チャンスを作り続け、（シュートを）打ち続けるのは大事なこと」。課題は…

[J1 27節] 浦和 0–0 京都／2023年９月15日19:30／埼玉スタジアム

　J1リーグ27節、浦和レッズは京都サンガF.C.とスコアレスで引き分けた。浦和はこのあと９月20日、AFCアジア・チャンピオンズリーグのグループステージ（GS）初戦、アウェーで中国の武漢三鎮と対戦する。

　4-2-3-1の右MFで先発し82分までプレーした小泉佳穂は試合後、次のように振り返った。

「チャンスをあれだけ作れて引き分けたのは悔しいですが、そこまではチームとして仕事ができていたと思います。点が取れなかったのは残念で、勝ちたかったです。ただ、チャンスを作り続け、（シュートを）打ち続けるのは大事なこと。あとは個人的には、自分もチャンスにより絡めれば良かったと思います」

　マチェイ・スコルジャ監督が試合後の記者会見でも語っていたように、相手がハイプレスに来ればロングボールを使って背後を突く。相手が引けば（後半は５バックにしてきた）カウンターに対応しつつも、２列目を含めぶ厚く攻める。その意識は共有され、数多くのチャンスを作り出した。また枠内シュートは浦和の６本に対し、京都は１本。リスクマネジメントもしっかりできていた。

　早川隼平と流動的に位置を入れ替えながらトップ下にも対応した小泉は、個人的な課題として、次のようにも語っていた。

「決定的なパスがちょっとズレたところがいくつかあり、どうすれば通るのか。チームとして、チームのために、チャンスを作るためには、ラストパスの一個前のところに関わるのも自分の仕事でもあります。そこまで行く自体はよかったので、もっと直接的な精度を上げたいです」

　そして小泉は75分、あのブライアン・リンセンがノーファウル判定を受けた場面について言及した。

「ゲームプランとしてはハマっていればよかったので、１本決まっていれば……。あとはPKではないのかなとは思う場面はありました」

　26歳の技巧派は、ここから冷静に語る。

「スーパーカップの時にあったシチュエーションと似ていました。このあと多分、（DAZNの）Ｊリーグジャッジリプレイで振り返ると思うので、それを見てみます。自分もルールのプロではないので待ちたいです。（ジャッジリプレイは、よく見る？）自分たちの試合で疑問に思ったプレーがあった時は見るようにしています。

（審判にとって）難しいと思うのですが、頑張り損になってしまうのかなと。倒れてしまったほうがいいとなるのは、Ｊリーガーを目指している選手にとってもどうなのか。ちょっと自分では細かいところ、審判の方たちのことは分かりませんので、ジャッジリプレイを待ちたいです」

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　客観的な情報も得たうえで、改めて自分のなかで整理したい。小泉はそのプレーが物語るように、少し俯瞰してこの試合全体とあの疑惑のシーンを振り返っていた。