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【浦和】関根貴大「あの一つのプレーで試合を壊してしまった」。C大阪とのサイドの駆け引きで背後を取られ…

浦和の関根貴大。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

イージーミスからの失点で「いきなり自分たちを難しい状況に追い込んでしまった」。

[J1 7節] C大阪 1-1 浦和/2025年3月28日19:03/ヨドコウ桜スタジアム

 インターナショナルマッチウィーク明けの再開初戦、浦和レッズは途中出場した負傷明け復帰戦となった渡邊凌磨の同点ゴールによりセレッソ大阪と1-1で引き分けた。浦和は勝点7、暫定14位に。

 右サイドバックとして先発したキャプテンの関根貴大は試合後、「僕の最初のプレーで全てが、特に前半は決まってしまいました。我慢強くやれたはずなのに、みんなが前掛かりになってしまって、あの一つのプレーで試合を壊してしまったと思います」と失点シーンを悔やんだ。

 試合開始から時計は2分だった。自身の背後をチアゴ・アンドラーデに攻略され、その折り返しをラファエル・ハットンに決められてしまった。その先制点のシーンを関根は猛省した。

「後半は選手も代えながら、自分たちのやりたいことをやれる時間も増え、ゴールはすごくいい形だったと思います。何度もチャンスは作れていたので、そこは良かったかなと思いますけれど……最初が全てだったと思います」

 ジワジワと浦和が流れを引き寄せて、何とか渡邊の得点により勝点1を掴んだ。そういった試合展開だっただけに、先制点につながった対応が「全てだった」と語った。

「自分が(前へ)掛かったところを一発狙われたので反省しなければいけないですし、ウイングが張っているのは分かっていたので、その足元にボールが入ればプレスを掛けようというのはありました。ただ逆に自分が寄せすぎてしまい、相手の背後へスぺースを与えてしまいました」

 また開始早々の失点を挽回するため、さらに前掛かっていくのか、あるいは当初のプランの戦いを貫くのか……そのあたりの統制を図れなかった。危険である技術の精度の高いC大阪のカウンターを受ける形で苦しんだ。

「もっとコントロールしたかったですが、自分も取り返したい気持ちがあり、そうしたことがチーム全体から伝わってきていて、どのようにコントロールしていいのか上手くできなかったのも反省点です。

(失点)ゼロでいければ、違った形になったと思います。結果的に失点から露骨に自分たちの課題が出てしまったのは事実です。

 シンプルに立ち上がり5分に失点してしまうと、こうなるというのことも分かり、当たり前ですが、自分はそこに集中してもう一度やりたいです」

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 今季開幕から右SBを担う関根はそのように悔しさを噛み締め、この経験を新たな力に還元しようとしていた。